



12月6日J1リーグ第34節「アルビレックス新潟vsガンバ大阪」を観にビッグスワンに行ってきました。
今年のリーグはこれで最後です。
ホームゲームは一つ残らず足を運びました。
なのに、期待に反してアルビは勝ち点39の14位。
まだJ2降格の可能性を残しての一戦です。
もし引き分け以下でアルビより下位の東京ヴェルディとジュビロ磐田がそろって勝ったら入れ替え戦を戦わなければなりません・・・
とにかく他のチーム頼みではなく、勝てば文句なしで来年もJ1でできます。
今日は絶対勝つんです!
一方、ガンバ大阪はリーグこそ8位に甘んじていますが、今年のACLのチャンピオン。
クラブワールドカップに温存してくるかなぁ、と思ったけど、
さすが王者、本気で白鳥狩りにメンバーを揃えてきました。
しかし、実はガンバ大阪とってここビッグスワンは、アルビに4戦して3敗している鬼門の地。
ホームのアルビにとっては臆する相手ではないはずです。
試合前には大型スクリーンで今年のベストゴール映像を流し、いいイメージを作っていました。
でついに14時33分、J1リーグ全9試合が一斉にキックオフです。
みぞれ混じりの暴風雨の中、びしょ濡れでかなり寒かったですが、
3万人のアルビサポーターは逆にそれはチャンスだと思ったことでしょう。
それは立ち上がりから選手達の動きが証明しています。
「アルビってこんなプレーも出来たんだ・・・」と思ってしまうぐらい
ウマかった場面がいくつもありました。
それは、気迫だけじゃなく、きっと日頃雪の中でもトレーニングしている布石だとボクは思います。
そしてそのリズムを保ったまま、前節、痛恨のクリアミスから失点をしてしまった張本人、
本間勲が、地元新潟に捧げるお詫びと感謝の1点目!
今季、こんな2枚3枚下げたマイナスのパスからゴールにつなげたクレバーなプレーはあっただろうか?
そして、ガンバ大阪から期限付き移籍でプレーしている松下年宏の技ありループシュートは
相手GKの手をかすめ、反対側のポストに当たり吸い込まれた。
クロスボールにも見えたけど・・・
今季、これほどまでに美しいシュートがあっただろうか?
しかし、勝ち試合と思っていたが、そこはさすがアジアチャンピオン。
終始アルビのペースだったのに小さな隙間を貫禄の2得点で追いついてきました。
でもここはアルビを非難してはいけない、決して運動量も気迫も減ってはないのだから・・・
やっぱり王者のパス回しがスキを狙って絶妙だったと言えます。
他会場の結果は気になるが・・・
勝てば文句なし残留なんだ!
と最後まで声を出し続けました。
すると、残り5分ぐらいで近くにいたオジさんが「今日は引き分けかなぁ~」
なんて言葉を発したんです。
ボクはそのオジさんをキッと睨み付け、「まだまだ時間あるぞぉ~」と叫びました。
サポーターは12番目の選手です。
みんな、選手が諦めたら、怒るでしょ!
ボクらは一緒にプレーをしてるんです。
「諦めたら、そこで試合終了ですよ」って安西先生も言ってましたよ。
ロスタイム3分、まだまだ時間あるぅ!
勝てるぞ!
J2の頃はロスタイムからの逆転勝利というのはアルビの十八番でしたから、
ボクは信じてました。
ラストチャンス、フリーキックからゴールに向けて球を何度も押し込もうとしましたが、
ガンバの鉄壁の守りに弾き返される・・・
弾き返されたボールは、後ろまで戻され転がっていった・・・
ボールの転がった先には今年、ケガで思うように出場が出来なかった・・・
プレー以外のところでもアルビを一番支えてくれた・・・
そして時にはサポーターと直線言い合いをした・・・
ウッチーこと、内田潤の目の前に転がっていった・・・
その瞬間、ビッグスワンの時が止まり、一本の光の筋だけがゆっくりとゴールネットを揺らしました。
そして、止まっていた時が一斉に動き出す・・・
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!
今季、これほどまでに気持ちのこもったゴールがあっただろうか?
そして、今季これほどまでに震えあがらせてくれた試合があっただろうか?
泣いたかなぁ?
雨にぬれててわからないや・・・
寒くて熱い試合で震えがとまらないよ・・・
結果今年のアルビレックス新潟は勝ち点42の13位でした。
何とかJ1リーグに残れたので、来年こそは優勝争いできるチームになればと思います。
また、タイトルを1つでもとりたいですね。
1年間アルビレックス新潟をサポートした皆さんお疲れさまでした。
テラ、慶治、スワッチがアルビを巣立つこととなりましたが、
アルビが来年に向けてすでに羽ばたき始めた証拠ですね。
12月14日にはサンクスフェスタがあるので、お別れに行こうかと思います。
サポーターの皆さん、また来春ビッグスワンでお会いしましょう!