新潟の「カツ丼」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

以前こんな話がありました・・・

東京から新潟に移り住んできたボクの仕事関係の友人が定食屋さんに入り、
「かつ丼」を注文したところ出てきたのはこの様なもの・・・

イメージ 1

(ちょっと写真ボケちゃいました)


それを見て友人は「オレはかつ丼を頼んだんだぞ!
たしかに上にトンカツはのっているが、
卵でとじてないじゃないかぁーーーっ!と激怒したという・・・

友人の行ったお店と上の写真とは関係ないのですが、
新潟で「カツ丼」と言えばこの姿が定番なのです。

卵でとじてなければ、タマネギも入ってないし、肉も薄い。

ボクも最初ビックリしました。

ただ、友人が見た目だけで判断してひとつ間違っているのが、
「ただトンカツをのせただけ」ではなく、
甘い醤油ベースのタレが全体に染み込んでいます。

これを他の地域のカツ丼と区別するために
「たれカツ丼」と呼んだりはしていますが、

基本新潟で「カツ丼」と言えばこのスタイルなんです。

基本は豚のもも肉を使い、叩いて叩いて薄くし、
揚げたものをタレにくぐらせ、4枚ぐらいを丼にのでるのです。
お店によっては、ごはんの上にカツ、さらにその上にごはん、そしてカツ・・・
と2重になっているところもあります。

味は天丼のタレの味に近い感じ・・・

おせんべいの歌舞伎揚げをも思わせる味です。

結構なボリュームになりますが、
これだけじゃちょっと物足りない感がありますので、
キャベツの千切りをオプションで付けることをおすすめします。


ちなみに、お馴染みのカツ丼は「卵とじのカツ丼」と言ってます。

もともと昭和20年頃、新潟市の西堀というところには屋台街があり、
その屋台の一つに卵でとじられていないカツ丼を出すところがあって、

それが、現在の西堀6番町にある「とんかつ太郎」の創業者が引く
屋台だったのです。

そして、今回はその「とんかつ太郎」からのれん分けした、
老舗「とんかつ政ちゃん」の青山店に行きました。

イメージ 2


先日の連休に親が埼玉から新潟にやってきたので、
「これが新潟のカツ丼だ!」と食べてもらいました。

やはり、出てきた時は微妙な表情をしていましたが、
「歳も歳だけに揚げ物はあまり食べない」と言いつつも
「おいしい、おいしい」と言いながら完食!

みんな何だかんだ言って好きな味なのです。

普通の卵とじの「カツ丼」も好きですが、
これはこれで違う食べ物と思ってたまに食べたくなります。

この新潟の「カツ丼」ボクは大好きですね。


新潟ではだいたい「カツ丼」がある店はこのスタイルですが、
とんかつ政ちゃんの情報は・・・