知りませんでしたぁ!
ボクたち、新潟の人間が食べている柿のほとんどは渋柿だったんです。
ボクたち、新潟の人間が食べている柿のほとんどは渋柿だったんです。
この3連休に親が埼玉から新潟にやってきたのですが、
「新潟では甘柿が食べられないと思って・・・」って
3種類の柿を持ってきてくれたのです。
「新潟では甘柿が食べられないと思って・・・」って
3種類の柿を持ってきてくれたのです。
最初「新潟でも柿はいっぱいもらって食べられるから、いらない!」って
言ったのですが、新潟の柿はほとんど渋柿ってことを初めて知りました。
言ったのですが、新潟の柿はほとんど渋柿ってことを初めて知りました。
柿の品種はは1000種以上もあるそうなんですが、
新潟で食べている柿はのほとんどは種の無い「平核無柿」です。
新潟で食べている柿はのほとんどは種の無い「平核無柿」です。
越後七不思議の次に珍しいという意味からついた「八珍柿」という名の方が
新潟の方には馴染み深いでしょう。
新潟の方には馴染み深いでしょう。
この原木は新潟県新潟市秋葉区にあるというのだから
多く食すのは当たりかもしれませんが・・・
多く食すのは当たりかもしれませんが・・・
また、この「八珍柿」を山形の庄内に持ち帰ったのが「庄内柿」。
その「庄内柿」の穂木を佐渡に産地化させたのが
有名な佐渡産の「おけさ柿」なのです。
その「庄内柿」の穂木を佐渡に産地化させたのが
有名な佐渡産の「おけさ柿」なのです。
柿の渋の正体は「タンニン」という物質らしいのですが、
それが口の中で解けてしまう水溶性だと渋く感じ、
「タンニン」が固まって不溶性に変わると渋みを感じなくなるらしいのです。
それが口の中で解けてしまう水溶性だと渋く感じ、
「タンニン」が固まって不溶性に変わると渋みを感じなくなるらしいのです。
その「不溶性のタンニン」が目に見える形のものが、俗に言う「ゴマ」です。
だから、ゴマのある柿は甘いとされているんですねぇ。
だから、ゴマのある柿は甘いとされているんですねぇ。
で、渋柿である「八珍柿」は人工的に「タンニン」不溶性に化学変化させたもので、
よく個人の家ではアルコール、焼酎を使った渋抜きが行われているのです。
よく個人の家ではアルコール、焼酎を使った渋抜きが行われているのです。
それを新潟の人は食べているんですねぇ。
・・・知らなかった。
・・・知らなかった。
で、新潟ではあまり食べられない甘柿を2種類持ってきてくれました。

一つはこの↑「富有柿(ふゆうがき)」
甘柿で最も生産量が多く、60%はこの「富有柿」だそうです。
丸みのあるかわいらしい上品な姿をしています。

もう一つはこの↑「次郎柿」です。
人の名前みたいですが、静岡県に住む松本次郎吉さんが川を流れている柿の幼木を拾って、
植えたのが始まりと伝えられています。
こちらは四角くゴツゴツとしたたくましい体つきをしています。
富有柿、次郎柿が甘柿の二大勢力だそうです。
甘柿には富有、次郎などの種子の有無にかかわらず熟し甘くなる「完全甘柿」と、
種子の数が多いと甘く、種子の数が少ないと渋くなる「不完全甘柿」に分けられ、
種子の数が多いと甘く、種子の数が少ないと渋くなる「不完全甘柿」に分けられ、
渋柿も種子の有無にかかわらず常に渋い「完全渋柿」と
渋柿ではあるが、わずかに種子が入ると、種子の周囲にゴマができて
その部分が甘くなる「不完全渋柿」があるそうなのです。
渋柿ではあるが、わずかに種子が入ると、種子の周囲にゴマができて
その部分が甘くなる「不完全渋柿」があるそうなのです。

そして、もう一つ持ってきてくれたのはこれ↑です。
これを「百目」と言っていたのですが。
調べてみたら「百目」は「完全渋柿」の分類になっていたので違うかもしれません。
これを「百目」と言っていたのですが。
調べてみたら「百目」は「完全渋柿」の分類になっていたので違うかもしれません。
何も処理していないのに、食べてみたら甘く、ゴマも入っていたので
「不完全甘柿」か「不完全渋柿」の種のものかもしれません。
「不完全甘柿」か「不完全渋柿」の種のものかもしれません。
とにかく、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」というほど
身体にいい柿をたくさんもらったので、
実が硬いうちに毎日食べていきたいと思います。
身体にいい柿をたくさんもらったので、
実が硬いうちに毎日食べていきたいと思います。