※あくまでも個人の感想なので、まさか鵜呑みにしないようにお願いしますね
アイアムキャッツアイの22
リクエストをいただきましたので考察を。
いやー
これは難しすぎるんですよ。
父モズアスコットは初年度産駒で情報ゼロだし、母父アイルハヴアナザーもサンプルが極端に少ない。
モズアスコットがどうなのかと考える時に、最初に頭をよぎったのは、この馬はこれだけの血統、これだけの戦績でどうして社台スタリオンに入れてもらえなかった(あるいはオーナーが社台スタリオンに興味がなかったか)のだろうか、という点。
父Frankelは語る必要もないほどの名競走馬にして名種牡馬。日本でもクラシックウイナーさえ出ている。
母系は名種牡馬ブライアンズタイムを筆頭に、クラシック二冠馬エアシャカールも出ている非常に優秀なファミリー。
その上、自身が安田記念とフェブラリーSという芝砂両方のマイルG1を勝った。マイルG1も国内マイルG1で最高のレース安田記念である。価値は殊更に高い。
これだけの馬が何故、社台スタリオンステーションではないのか。
加えて、サンデーTC・シルク・キャロットのノーザンで特に重要な3つのクラブでモズアスコット産駒の募集はゼロ。ノーザンファームから事実上無視されている種牡馬ということになってしまうだろうか。何故だか分からないがこれは種牡馬として致命的でとっても厳しい。
ただやはり出自や成績は見事なものなので、良い繁殖牝馬と巡り合えさえすれば大物、それも場合によってG1級でも驚きはない。
重賞ウイナーは普通に出るだろう…と思う。
次に母父アイルハヴアナザー。
この馬は一時は社台スタリオンステーションが興味を持ったらしいが話は纏まらず、その後すぐに目をつけた岡田総帥によってビッグレッドファームに連れて来られた。
正直な感想を言ってしまえば、不運な種牡馬だったと思う。社台スタリオンの方でドレフォンやブリックスモルタルくらいの期待度で配合されていればもっとずっと活躍してた可能性が高い。G1馬さえ出たかもしれない。
つまり、それくらい繁殖牝馬の質を必要とする種牡馬だったということ。事実、アイルハヴアナザーの重賞ウイナーは2頭とも上が重賞で走っている。
また、アイルハヴアナザーの一つ下の妹からG1馬Harvey's Lil Goilが出ている。アイルハヴアナザーの母が優秀な繁殖であることの証左で、こうした血が母方に入るのが歓迎されるべきだろう。
というわけで、個人的に「母父アイルハヴアナザー」には少し注目している。
アイアムキャッツアイ22の祖母アイアムアクトレスはJRA重賞ウイナーで、そこにアイルハヴアナザーときてるのだからそりゃアイアムキャッツアイはダートに出た。
アイアムキャッツアイの下アイアムイチオシもJRAで2勝しており、直近牝系の活力も十分評価できる。
モズアスコットとしては上々の相手なんじゃないかと思う。
血統で見る勝ち上がり可能性
★★★★⭐︎(これ、やれるんじゃないかなと)
勝ち上がった場合の最高到達地点予想
★★⭐︎⭐︎⭐︎(母や伯父と同じ2勝が目標)
カタログには「芝ダート両方」とありますが、まぁダートの短いところで間違いないのでは。
と、なると馬格が少し足りないのは辛い。
一口馬主DBの馬体重シミュレーションによると、デビュー時予想馬体重は444キロと出た。
やはり少しでも上のクラスで、特に牡馬相手にやり合うとなるともうワンサイズ上に出て欲しかった。
どれくらい成長できるかによって最高到達地点は変わる。
勝ち上がりに関しては、少なくとも全然ダメということはないと思いたい。例えばローカルの牝馬限定戦やその他相手関係など上手く条件を見極めればJRAの競馬場で勝ち上がれてもおかしくないし、地方交流という手もある。若手の先生なのでしっかり面倒見て色々先生なりに手を尽くしてくれると思う。
カタログコメント通り本当に芝でやれるなら3勝C以上まで頑張るかもしれない。
ただやっぱりダート専用で450キロまでの馬体なら1勝Cを突破すればひとまず御の字な気がする。
もし岡田スタッドに戻って来れたら、母としても楽しみな存在なんじゃないかと思うし、総合判断として値段を考えたら十分取れるリスクだと思う。
よく分からないだけに未知の魅力があり面白い一頭。
