今年もM越さんから、京都南座顔見世興行のご招待があり、ありがたく行かせて頂くことにしました。今年の顔見世興行は、「市川海老蔵改め市川團十郎白猿とその息子さん初舞台新之助襲名」のお二人の襲名披露公演でいつもと違い特別な感じです。いつもは、昼公演にご招待頂いていましたが、今回は襲名披露口上が夜の部だけで行われるため夜公演にご招待いただきました。

今回はコロナ明け初公演でコロナ中は、公演時間も少な目で客席での飲食も禁止という状態だったのですが、今年からは、通常の公演になりました。

 おっと、その前にM越さん本来の目的のお付き合いをしなければなりませんね。

昨年に引き続き美濃吉本店「竹茂楼」のランチからスタートです。

こちらは玄関を上がったところです。これから京懐石なのですが、んあぜかサンタさんが

お出迎えでした。

お庭には竹が沢山植えてあります。ちょっと醜いですがお庭の左端にちいさな滝があります。これは琵琶湖疎水から引いてきたお水で、絶えることなくお庭を流れています。

ではお料理スタートです。

まずは先付。あなご寿司、合鴨のロース、蓮根煎餅、車海老の酒盛、くわいにリボン人参、

冬至南瓜と小豆です。

彩り見栄えはとてもよく海老の頭もいただけるように素揚げされていました。

ただ、本来なら温かいお料理ですが、やや鮫気味なのが残念。M越さんの団体だからしょうがないのかな?

↓以前個人でここを訪れたときのブログですが、寒くて、冷えていて、大根は硬くて橋も通さないの酷評を書いたモノです。このお店は団体客が優先みたいですね。昨年もこちらでしたが、じゅうぶんなおもてなしでした。個人では行かない方がいいかも。

今回は、床暖房付きの掘りごたつで快適でした。

続いては、椀です。

スッポンの酒粕仕立、淀大根、薄揚げ、金時人参にセリこまごまと柚子七味です。

今日のような寒い日は身体の中から温まりそうなお料理でOh!! うまりーの!です。

続いては向こう付けで、平目、トロ鮪、イカあしらいで塩と土佐醤油でした。そして焼きもので

鰤味噌幽庵焼き辛味大根粟麩の田楽でしたが両方とも美味しそうですぐ食べてしまって写真とるの忘れました。

そして最後は、遺肴で、海老芋、カニ身、まいたけ、三つ葉の玉〆 粉山椒です。

見た目熱そうで量も多いのかなと思ったら、薄い土鍋で量的には丁度よい加減でしたが、これもやや冷め気味。もっとアッツアッツでもよかったんですけどね。

そして最後はここのお店イチオシの鰻です。

こしひかりご飯に名物鰻蒲焼きと赤だし、香の物五種盛りでした。

デザートは、これまた写真に撮り忘れましたが、柚子シャーベット&オレンジでした。

軽めのランチかなと思っていましたが、結構量がある感じでお腹いっぱいになってしまいました。

さて、顔見世興行は午後3時45分からですのでまだまだ時間があります。

それでは、M越さんの本来の目的ジュエリー展示会に参ります。

最初にお勧めいただいたのがこれ。

おいおい、ベンツが2台は買えるぞ!

確かに毎年何かいただいて帰っていますが、最初からビックリさせないでよ。

続いてはこちら、実は家内が「サファイアの指輪か何かが欲しいな」と

外商さんがいるときに私にささやいたのをしっかり聞いていたんですね。

真ん中のが家内も私もいいかなと思ったのですが、家内にしてはもう少し

サファイアの色が薄いのがいいとのこと。

確かに指に嵌めてみると

こんな感じです。家内はいまいち乗り気じゃない。

と言うことで次回またと言うことになりました。

2月に東京での逸品会で、再チャレンジかな?

ッ担当者さんには申し訳な勝手ですが今回は手ぶらでゴメンでした。

では、南座に向かいます。M越さんの方で南座行き貸切バスをご用意いただいていたようです。お車代もいただいているのに申し訳ない。

公演中はもちろん撮影録音等は禁止です。開幕直前の舞台と休憩所に並べられた襲名お祝いの竹?正式になんと言うの川知りませんが。

 

一幕目仮名手本忠臣蔵が終わりました。この後口上です。

関内はほぼ満席。公演の初日かどうか忘れましたが、1階の桟敷席には花街の芸舞妓さんがずらっとお座りになっていたときがありそれは見事なモノでしたが、今回は一般の方々です。

さて続いて口上があじまりますが、幕も成田屋の紋が中央に入ったモノに変わりました。

團十郎と新之助さんが中央に二人並んで座り、両横に仁左衛門さんと芝翫さんなどベテランが固め二人を紹介し、口上へと参ります。あの海老蔵さんが(と言ったら失礼かも知れませんが)とっても立派なご挨拶をなされました。また息子さんの新之助さんも未だ小学生とは思えない立派な口上を見せていただきました。最後に團十郎白猿さんの「睨み」の披露があり拍手喝采。すごく迫力のある睨みでした。

第三幕は「歌舞伎の十八番 助六縁の江戸桜で團十郎さんの迫力ある演技を堪能しました。丁度私たちは花道横に座っていましたがその目の前で睨みのポーズ迫力ありましたね。これだから歌舞伎は楽しい。とっても充実した一日でした。

幕間にM越さんからいただいた幕の内弁当(本物の幕の内にいただくモノですが)自席では食べにくかったのと未だあまりお腹が空いていないので自宅まで持ち帰りいただきました。

終演後の南座です。千穐楽(せんしゅうらく)は24日です。

歌舞伎で用いる千穐楽と言う文字一発で変換できたのはさすがATOKです。

千秋楽と書かないのはのぎへんに火と書き火事をイメージさせるのを避けるためだとか。

そしてこの日は12月20日でした。本来なら翌日21日は東寺の終い弘法の日。

東寺の縁日の前後三日だけ売られるお菓子をゲッとして帰りました。

ブロ友のおぱこ様もご照会してくださっていました。

私もこれが二度目です。