デメモロコを釣った後、西日本某所へ移動した。狙いはアカザだった。

 

本命ポイントのまずは5キロほど上流の、白州の河原の岸辺を探った。

 

使ったのはホリデー小継の穂先3本で、これに秋田狐2号の金バリ赤ハリス0.4号を10センチほどの長さで直結し、ハリの4センチほど上にガン玉を打った。エサにはアカムシをチョン掛けして使った。

 

カジカよりも平たい魚なので、石の下にわずかでも隙間があれば探っていくものの、ストレッチの上から下まで歩いても全くダメだった。

 

そこで本命ポイントの少し上流へ移動した。ここも白州の河原だが、先ほどの河原よりもさらになだらかで流れも緩く、石には苔が付いていた。

 

そしてまた探り始めて20分ほど経った頃、ある大きな石の角の下のわずかな隙間にアカムシを入れ、間を置いて引き出そうとしたところ、プルプルという感触!それに続いて赤い魚が出て来た!落としてもいいように慌てて岸に向かって歩き出したが、幸いしっかりフッキングしていた。

 

胸ビレと背ビレの棘には毒があるので、細心の注意で扱って撮影に臨んだ。撮影後はもちろんリリースした。ちなみにこの場所ではアカザは釣っても全く差し支えない。

 

初めて釣ったアカザ

 

初アカザの俯瞰

 

初アカザの腹側

 

初アカザの愛嬌たっぷりの顔

 

今回の釣行で、減っていると言われているアカザもいるところにはいることがわかったが、この先狙うことはもうないだろう。釣ってみての感想は、「和製マッドトム」で、北米ではマッドトムの仲間はストーンキャット一種類しか釣れなかったので、例えばスレンダーマッドトムなんかをもし釣れていれば、きっとこんな感じだったんだろうなあと思った。