川柳転がし~その十二
すみません。
少し忙しかったので掲載が遅くなってしまいました。
川柳投稿ありがとうございます。
おちないと バンパーレーン きぼうする
by こなんのおかーさん
http://ameblo.jp/konannomama/
こなんのおかーさん 「親心でしょうか? これがあれば、絶対ボウルはガーターに落ちないって思っている方、多いですよね。感じからいって、落ちる確率が低くなるっていうだけで、ピンギリギリまでバンパーの棒があるわけではないので、その隙間にボウルが落ちていくのをよく見ます。」
僕 「はい、そうなんです。本当にお気の毒なのですが、その隙間に行っちゃうんです。そして、たまにボールが止まっちゃうんです。呆然とアプローチに立ち尽くされる、ちびっ子の皆様、本当にごめんなさい。」
オカルテット~嫌だ。
・・・パチッ・・・パチパチッ・・・パチッ・・・
僕 「あー疲れた・・・。」
バタンッ・・・カチャン・・・
チャキッ・・・ビーッビーッビーッービーッ・・・
事務所のドアを閉め
事務所の警備をセットしました。
今日は平日の木曜の、
いや、もうすでに金曜日。
金曜の・・・深夜の14時過ぎ・・・
いつもの変わらない仕事が終わり
スタッフの皆は家路へ向った後
僕は誰もいないセンターで
後回しにした書類の整理をすませました。
その日は2年前の7月の梅雨明け前。
平屋建ての体育館のようなセンターでは
降りしきる雨音が逆に静寂を演出していました。
・・・・・・・・僕の脳の回想シーン・・・・・・・・
ジョー 「その会員ロッカーにはヤバイのがいるんですよ!」
ジョー 「その場所は雨漏りが酷いじゃないですか!」
ジョー 「直しても直しても、漏るじゃないですか」
ジョー 「ヤバイですよ!!いますって!!」
僕 「・・・確かに直らないよな・・・。」
僕 「いるのかな?・・・」
僕は事務所の鍵を閉め、家路に帰ろうと裏に停めてある自家用車に向いました。
裏とは、メカニックのいる、ボウリングのピンをセットする機械の側にある
従業員専用の出入り口です。
その出入り口の付近に僕は自家用車を頻繁に停めていました。
その従業員専用の出入り口に場内から向うには
30レーンあるセンターの30番レーン側通路、もしくは1番レーン側の通路を通って行くしか道はありませんでした。
そして、いつも僕は最後に30番レーン側にあるカラオケ施設の点検を最後にしていたので
30番レーン側の通路から帰るのが僕の通常の帰り道でした。
しかし、その日は違っていたのです。
僕は残業に追われていたため
その日は他のスタッフが場内の点検を済ませていてくれたので
僕は点検をしないで家路に向いました。
裏口への近い道を通って
ザーーーーーーーーッ
ザーーーーーーーーッ
相変わらず、梅雨時の雨音は激しい静寂を作っています。
僕は事務所の戸締りを終え
1番レーンの通路に向いました。
ザーーーーーーーーッ
雨音は激しさを刻々と増すようでした。
僕 「ん?!」
僕 「誰?!」
僕は何かしらの気配に気付いたのです。
そこは1番レーン横のメカへの通路。
ちょうど、雨漏りの終らない、会員ロッカールームのすぐ横。
ガラス戸で隔てられた会員ロッカールームのすぐ横。
僕はジョーと話していた数日前の会話が
ジョーの言う 見える女の子の話が
僕の頭の中を支配していました。
そして、僕の不安がグルグルと
僕の頭の中で繰り返していました。
僕 「嫌だ。」
感じた事は無いですか?
その空気を
感じた事は無いですか?
その気配を
感じた事は無いですか?
そこにいてはならない事を
つづく
ボウリング場の出来事・恐いシリーズの一覧です。
僕しか知らない世界~一人っきりのボウリング場
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柳ヶ瀬怪談・・・跡
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オカルテット~います2
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