ボウリング場での出来事 -24ページ目

60%KSKと70%マジッスカNのローダウン ~パート3~

流動的なアプローチ


しなやかでいて弾むようなスイング



華奢な体からは想像もつかない軽快なボール


そして絶妙なリアクション



なーんちゅうー爽やかだ!!


ジャニーズチックな笑顔でボウリングを楽しむ青年は、いや少年は


70%マジッスカNくん


彼はその当時、現役高校生でした。


まあ、当時といっても


結構つい最近の話ですけど




家族にボウラーさんがおられる場合


その家族の一員はボウラーさんになる確率がUPさせられます。


彼もそういった環境の下で爽やかボウラーになりました。



マジッスカNくん 「おはようございまーす!!」


僕 「おっ!いらっしゃい!さっきお兄ちゃん来てたよ。」


マジッスカNくん 「マジッすか!?もう帰りました?」


スタッフH 「いや、また来るって言ってたよ。」


マジッスカNくん 「マジッすか!?また来るんすか?」


僕とスタッフH 「マジッすよ。」


彼は彼の兄ととても仲が良く、いつも二人で来場してくれました。


そして、彼は僕のいたセンターのJBCのジュニア部のキャプテンを努めています。


ここでのジュニア部は小学校下級生から高校生までの幅広いくくりで構成されています。


全体人数が十数名程度の小規模なグループです。


年齢差に関係なく、皆、仲が大変良いのです。


今の時代にはあまり見られない光景で見守る側の心を癒してくれます。


そんな仲良しグループを爽やか笑顔で引っ張る少年が70%マジッスカNくんなのです。



70%マジッスカNくん 「はーい!みんな集まってー!」



70%マジッスカNくん 「ありがとうございました!」



ジュニアのみんな 「ありがとうございました!」




ボウリング場での出来事-マジッスカN


ジュニアの練習会の後に必ず一同礼をするのです。


複合商業施設のボウリング場がスポーツセンターの顔になる時です。


その光景は少々、いや結構、微妙な感じですが


とにかく、若さが圧倒する瞬間なのです。





そんなマジッスカくんは ローダウン投法に限りなく近かったのです。


彼は華奢です。


腕力もありません。


なのにスピード・回転がとっても凄いのです。


彼のスイングラインを横から見ると下記の感じなのです。





ボウリング場での出来事-マジカップN



これはカップリスト、いや、ローダウンには必須の条件に思われます。


いや、ローダウンをしようとするとこうなるようです。


何だか、滑り台のラインみたいです。


そして、マジッスカはスライド期間が長いのも特徴です。


良く見られるローダウンを扱う方の多くは


長いスライドをあまりするのを見ません。


長いスライドをしてスンゲー球を投げるのは


PBAのピート・ウェーバー選手くらいしか、僕の記憶にありません。



※ピート・ウェーバー・・・・・1962年8月12日生まれ。ミズーリ州出身。身長170cm体重63kg。数々のタイトルを持つPBAのスーパースター。ボウリングの神様ディック・ウェーバーを父に持つ天才ボウラーです。かっこいい彼の真似をしてフォームがメチャメチャになる人が結構いました。彼の投法は誰にも真似ができない程の極めスタイルです。僕はとってもとってもファンです。




その長いスライドがマジッスカNくんの絶妙の重心移動を生み出し




ボウリング場での出来事-マジッスカスライド2


非力な彼をパワーボウラーにしているのです。


おそらく。


そして、おそらく重心を蹴り足側に極力残し


そして、おそらく重心が体軸の中心を維持する過程でボールを押す事が可能になると思います。


そして、おそらく押す過程の最後に手を返しながらサム(親指)を抜くきつつボールを前に送るのだと思います。


まあ、僕は結局できませんでしたけど。


70%マジッスカNくんはそんな感じなのです。


そして、とにかく爽やかナイスボールなのです。

                                つづく





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60%KSKと70%マジッスカNのローダウン ~パート2~

まだマイボールを持って一年にならない二十歳の青年がいました。



得点こそ、彼の思うようにはなりませんがとっても威力のある球を投げるのです。


彼のスイングが最下点に到達する瞬間



彼の上体は沈み込み



さらに深くカップします



そして手のひらに乗ったボールを目一杯に前へ押し切ります。



そのリリースから放たれる強烈な回転は



フッキングゾーンに進入するやいなや



まるで一瞬ボールが止まったかのような錯覚を生みだすのです。



そして進行方向をガクッと切り替えたボールは



ピンに猛突進するのです。



その威力はピンの抵抗を全くものともしません。



ザックリとピンをブッタ斬るが如くの威力なのです。



ザックリと。




青年は60%KSK。


右手の人差し指の付け根下にボウリングダコを持つ青年。


ボウリング暦一年にも満たない彼がタコを持つのは


彼の孤独な練習内容とその反復にありました。




ボウリング場での出来事-KSK


KSKくん 「こんにちは!! 昨日投げすぎました!!」


僕 「あ、いらっしゃい! じゃ、今日は投げないの?」


KSKくん 「どうしよっかなー!タコが痛いしなー!」

僕 「凄いタコだね。痛い?」


KSKくん 「うん。皮が剥けても毎日毎日投げて固くなっても皮が剥けて、でも毎日毎日なげてるから痛いのも慣れたよ。」


僕 「凄いね~。じゃ、毎日の事だから今日もやっぱり投げるの?」


KSK 「あーどうしよっかなー・・・まあ、ちょっと投げます!」


僕 「はい、いらっしゃい!」


KSK 「はぁー・・・結局投げてしまう。」




KSKくんは大概にお昼のお客さんがお帰りの頃


夕方のお客さんが来場される前の隙間の時間に来ます。


なので、ボウリング場に付き物の余計なコーチしたがりマンに


邪魔される事が少ないのです。


よって、KSKくんは孤独でも自由な練習時間を得れるのです。



彼はその自由時間に内容のある練習をするのです。


ジックリと。




(練習その一)


ボールを手に乗せるスイング練習・・・・・ただし、一歩助走に近い感じで行います。


(練習その二)


ボールを思いっきり押し出しスピードを上げる練習・・・・・ただし、どこへボールが行こうと構わない。


(練習その三)


スコアを気にして投げる練習・・・・・ただし、はたから見ると何やらブツブツと言っている。





この三つの練習を時間が許す限りジックリとするのです、毎日毎日と。



そして、彼の練習はまだ終らないのです。



特別メニューがあるのです。




KSKくんが投げ終わる頃に夕方のお客さんが来場されだします。


彼の練習の〆は人の観察なのです。



(練習後の練習)


長時間のボウラーの観察・・・・・ただし、見るだけでは間が持たないので適当に会話をする。



この事が彼の急成長の一番の柱なのです。




KSKくん 「あの人は手に乗ってないですね。」


KSKくん 「あの人は乗ってますね。」



彼はボウラーに気付かれない程度の小声で


いつも、乗る乗らないの批評をします。



そうなのです。


彼は回転が出ている投げ方と出ない投げ方を


ずっと観察しているのです。


そして理解しているのです。



自分にボウリングスタイルができる頃、いや、それ以前に理解したのです。



一度身についたタイミングはなかなか変えれません。



しかし、彼は手に乗り、押し切るタイミングを理解しているのです。



これは凄い事だと思います。



まだまだフォームのバラつきがあり、毎回同じには投げれません。


当然ながらスコアもバラバラです。


発展率60%程度のKSKくんですが


いずれ、スバルプロのように成れる事を応援します。



手のひらにタコはボウラーにとって格好良いですね。


ますます、そのタコを完璧なタコにしてください。



                            つづく




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60%KSKと70%マジッスカNのローダウン ~パート1~

回転数を高める事は大抵のボウラーが願っている事だと思います。


誰しもPBA選手(アメリカのプロボウラー)の球質を見て驚嘆します。


生PBAはさらに、とーっても驚きますね。


2009年のジャパンカップもPBA選手が優勝しましたね。


JPBA選手(日本のプロボウラー)もご健闘されましたが


やはり強かったですね~。


今回の優勝は左腕のパトリック・アレン選手でしたね。




※ジャパンカップ・・・・1985年から2009年まで24回開催の日本のボウリングの国際大会です。日本人の優勝は過去二回です。開催ができるのもスポンサーさんのおかげだと思います。本当に。



※パトリック・アレン・・・・1970年9月23目生まれで身長180cm体重79kgのPBA選手。他メーカーで見たのが最初だったと思います。たしか4~5年前ぐらいに僕は知りました。


僕にとって左腕といえば やっぱり一世を風靡したパーカーボーンⅢ選手です。


その当時はゾーンシリーズがメチャメチャに人気がでました。


やはりジャパンカップで使用されたボールは絶対人気ですね。


今回はストーム社の人気がでたんでしょうね~。




※パーカーボーンⅢ・・・・ジャパンカップ1992年・1998年・1999年・2000年のチャンピオン。最強レフティーの名を誇る4歩助走のボウラー。口ヒゲが特徴のすごいPBA選手。

※ゾーンシリーズ・・・・ブランズウィック社の人気シリーズ。記憶をたどればブルーサファイアソーン、デンジャーゾーン、DD2、コンバットゾーン、いろいろありました。パワーコイル18リアクティブとかありました。今もあるのかな?とにかく人気ボールでした。




それはさておき、日本人もアメリカ人に全く引けを取らない球質を投げれる方が


ここ最近、急増していますね。


プロの世界もアマの世界も。


特に若い方に急増ですね。




以前にスバルプロのチャレンジ大会をさせていただきました。


すごいスピードとトルクでボウラー達を魅了していました。


チャレンジ終了後のお疲れさん会の時に


ローダウンの投げ方をほんのちょっと聞いた事があります。


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僕 「 寿司キライなの? へ~あっごめんなさい、寿司屋ダメなのか~。」


スバルプロ 「いや~、すみません、ちょっと生ものが~。」



僕 「お酒だめなの?へ~あっごめんなさい。」

スバルプロ 「いや~、ちょっとだけ・・・いや、はい!今日は飲みます!」


僕 「いや~いいですよ。無理しないで下さいね。」


スバルプロは生中一で少し酔っていました。



僕 「ところで凄いですね~、回転とか何か凄いですね~本当に。」


スバルプロ 「ハッありがとうございます。」


スバルプロはとっても礼儀正しく酔ってごきげんでした。



僕 「どうやってあんな球が投げれるんですか?」


スバルプロ 「え~とですね、スイングでギュッと絞ってですね~我慢してですね~ビュンって投げるんです~。」


僕 「へぇ~ギュって絞って、我慢して、ビュンですか?」


スバルプロ 「はい、です!」


僕 「・・・なるほど~全然・・・いや~何となくわかります・・・・かな?!。」


スバルプロ 「すみません・・いや~しかし、この出し巻きは旨いですよね~。」


僕 「出し巻き旨いでしょ~。」


とっても美味しそうに食べられていました。


僕はもう、それ以上はローダウンについては触れませんでした。


まあ、とにかくそんな感じなのだと思いました。


が、しかし、すごいボウリングですね。


スバルプロ。



※永野すばるプロ・・・・JPBAライセンスNO.974 2001年プロ入り40期生 1984年6月18日生まれ 右投げの凄いボールを投げるプロです。礼儀正しい良い人です。お客さんを凄く大事にされます。生魚が苦手みたいです。


そして、そういった凄いプロに影響されてか、されないかはわかfりませんが


僕のいたセンターにも有望な若者がいました。


その中でも特に目を見張る若者二人がいました。




60%KSKくんと70%マジッスカNくんです。


彼らの球質は凄く、回転が違うのです。


彼らはローダウンに限りなく近い所にやって来ているのです。



                                 つづく



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