その中心にいたのは、シンガーソングライターのGutyco Garakuta(以下、グチコ)。
彼女が、東心斎橋のミュージッククラブ・ジャニスで行ったライブには、
237人の観客が集まった。
TVやラジオへの露出がない、メジャーデビューもしていない歌手がワンマンライブを行い、
200人以上を集めるのは、ほぼ不可能だ。
その点について、グチコは、自身のブログで「周囲の人々のおかげ」だと
語っている。
「不可能を可能にしたワンマンライブ?」(Gutyco Garakutaオフィシャルブログより)
しかし、周囲の人々はグチコの親戚でもなんでもない。
グチコの歌声とに魅入られ、彼女のファンになり、
「グチコの歌をもっと多くの人々に聴いて欲しい」
という思いに突き動かされ、
同時多発的に行動を起こしたたのだ。
大阪のワンマンライブ終了後には、その感動を誰かに伝えたい、という衝動を抑えきれなくて、ブログなどで思いを表現した人々もいる。
ほんの一部だが、そのリンクを残そう。
パワーと愛に溢れたライブ@心斎橋ジャニス
次は『東京だよ!おっかさん』
感謝 祝 237名ご来場 gutyco セカンドワンマン 情報更新
赤の他人をサポーターにまでしてしまう、グチコの歌の魅力とはなんだろう?
現在の『J-POP』という音楽ジャンルが確立する前、1970年代には
『ニューミュージック』という音楽スタイルが流行した。
吉田卓郎や松任谷由実(ユーミン)ら、現在では大御所といわれるアーティストたちがこのニューミュージックにカテゴライズされる。
グチコの曲の中には、J-POPやニューミュージックの匂いを感じさせるものも少なくない。
かって、グチコ自身も、上田正樹氏のオープニングアクトを勤めた際に、上田氏から
「君の音楽ジャンルは何?」と聞かれ、
「ポ、POPです」と答えている。
しかし、後にグチコに聞いたところ、
グチコ自身に自分の音楽がどのジャンルに属するのかということをあまりに考えたことがなく、
大物歌手からの予想だにしない問いかけに緊張のあまり頭が働かずとっさにそう答えてしまったのだ、と笑っていた。
確かに、グチコが作詞作曲し、自らの声でつむぎ出す音楽にはジャンルがない。
いや、流行にとらわれていない、という方が正しいだろう。
グチコ自身の感性が導き出した音やリズム、メロディラインを作品へと昇華させているのだ。
流行にとらわれていない分、大人が聴いても心地よい。
さらに、ニューミュージック以前のフォークソングのような響きの曲や、
ムード歌謡の影響を感じさせる曲もあるが、
なぜか20歳代の若者が聴いても古さを感じないという。
これは何も、ファッション業界でよく言われる『流行は繰り返す』というわけではない。
幼いころから、さまざまな音楽に接してきたグチコの感性が紡ぎだしたメロディやリズムがたまたま過去の何らかの音楽ジャンルに似た部分を持つに過ぎないのだ。
だから、グチコの音楽をあえてジャンルわけするならば、何者にも属さない
『フリーミュージック』だと言えるだろう。
どんな曲調の作品を作り出そうとも、それらはすべて、グチコ自身の感性を何者にもとらわれずに具現化したものだからだ。
グチコの実際の歌声は、彼女のCDアルバム、
「Doll and Master」、
「Beyond the Illusion~青い果実タイプ」で
聴いてもらいたいが、
youtubeにも動画がアップロードされているので、
そちらでもグチコの魅力の片りんは感じていただけるはずだ。
そして来る26日(日)、
グチコは東京で初ライブを行う。
グチコ東京で歌うよ。
シンガーソングライターの国安修二氏がオーナーを務める
フォーク居酒屋『旅の続き…』がその舞台だ。
国安氏は、1992年に代表作「ねぇ」をヒットさせ、「日本有線大賞優先音楽優秀賞」を受賞。
これまでに香西かおりやジェロら、ミュージシャンへの楽曲提供も行っている。
その国安氏が舞台を提供したということは、
グチコもまた氏に実力を認められたと言っても良いのだろう。
先ほど、グチコの歌は「何物にもとらわれない」と書いた。
それは活動の拠点を置く大阪にもとらわれていない、ということだ。
さすがにMCには、大阪の歌手らしい、笑いやオチが散りばめられているが、
歌には地域性を感じさせない。
大阪のブルースにありがちな、くどさもお涙ちょうだい的な歌詞もない。
それでも、聴いた人の多くが、心を震わさせられ、涙を流すことになるのだが・・・。
きっと、東京の人々が聴いても、その歌声に共感を抱くはずだ。
そして、涙腺を緩ませ、声をあげて笑い、一緒になって歌い、
ファンへの第一歩を踏み出すだろう。
グチコの本格的な東京進出には、まだ時間がかかるだろう。
ぜひ、このチャンスに生のグチコの魅力に触れて欲しい。
これまでに香西かおりやジェロら、ミュージシャンへの楽曲提供も行っている。
その国安氏が舞台を提供したということは、
グチコもまた氏に実力を認められたと言っても良いのだろう。
先ほど、グチコの歌は「何物にもとらわれない」と書いた。
それは活動の拠点を置く大阪にもとらわれていない、ということだ。
さすがにMCには、大阪の歌手らしい、笑いやオチが散りばめられているが、
歌には地域性を感じさせない。
大阪のブルースにありがちな、くどさもお涙ちょうだい的な歌詞もない。
それでも、聴いた人の多くが、心を震わさせられ、涙を流すことになるのだが・・・。
きっと、東京の人々が聴いても、その歌声に共感を抱くはずだ。
そして、涙腺を緩ませ、声をあげて笑い、一緒になって歌い、
ファンへの第一歩を踏み出すだろう。
グチコの本格的な東京進出には、まだ時間がかかるだろう。
ぜひ、このチャンスに生のグチコの魅力に触れて欲しい。
gutycoワンマンライブ東京
『東京だよおっかさん』
2015年4月26日(日)
東京都台東区上野2-6-12 ビッグエコーB1F
開場18:30/開演19:00
料金¥3,500(ドリンク別途)