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| バウンシーチューンでG1初挑戦Vを狙う田島俊調教師(撮影・三好信也) |
トライアルを制した切れ者2頭が波乱を演出するか。フローラSの覇者バウンシーチューンの田島俊明調教師(37)は、調教助手時代に、スイートピーS勝ちのアカンサスで臨む畠山吉宏調教師(48)=ともに美浦=のもとで従事。師弟関係にあたる2人は、ともに今回勝てばG1初制覇となる。2頭とも過去全戦で最速上がりをマーク。決め手勝負になれば、アッと言わせるシーンも十分だ。なお19日、出走馬18頭と枠順が確定。馬券は土曜に前日発売される。
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トレーナーとしての経験値では、見劣りすることは否めない。しかし、勝負事で大切な勢いは大きな武器になっていい。バウンシーチューンで逆転女王の座を目指す田島俊師は、直線一気の末脚で制した前走が、09年5月の厩舎開業以来で初の重賞挑戦だった。G1への参戦も今回が初めてとなる。
「(水曜に美浦で行われた)共同記者会見に出席したのももちろん初めてで、緊張しました。ただ、この緊張感をこれから何度でも味わっていけるように頑張らないと」
37歳の若き指揮官のコメントには初々しさが残るものの、大一番へ、仕上げに抜かりはない。1週前は三浦を背に坂路4F52秒1の追い切りを消化すると、今週は余裕を持たせた攻め内容。「走る馬特有の難しさというか、気持ちが先走るところがある」と主戦が表現する繊細な部分を、日々の調教でしっかりとケアをしながら、成長を促すことにも成功してきた。
慌ただしく調教師生活をスタートさせて間もなくのころ、田島俊師は幾度となく畠山吉師と一緒に牧場を回るなど、師匠のサポートのもと、各方面に人脈を築いてきた。バウンシーとアカンサスを生産、育成した社台ファームにも足を運び、その際にお互いが2頭を見て、それぞれを預かることになった経緯もある。
「畠山先生の管理馬とG1で同じゲートに入るわけですからね。似たタイプの馬ですし、やはり意識はします。結果はもちろんワンツーなら最高ですが…いや、1着同着が希望ってことで」と歓喜のシーンを思い描く。
重賞初挑戦でG2のタイトルを射抜いてから4週間、今度はG1初挑戦初Vの快挙を狙う。「いい状態で本番を迎えられます。レース後にいらつくことがなくなり、使いながら競馬も上手になってきた。うまく末脚を生かせれば」と、大きくうなずいた。