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| メンバー最速の上がり34秒3の末脚で突き抜けたフミノイマージン(中央) |
1頭だけ、脚いろが違った。道中は後方で息を潜めていたフミノイマージンが、4コーナー11番手から一瞬のうちに先頭に躍り出て、2着のブロードストリート以下を“完封”。「すごい脚でした。ジンジンきました。折り合いも楽でしたし、考えていたことは、いつ仕掛けるかぐらいでした」と太宰は会心の笑顔を見せた。
55キロのハンデ、重めの馬場も全く問題にしなかった。福島牝馬Sに続く、人馬とも2つめの重賞に太宰は「カワイイですね。牝馬同士のレースでは負けられないと思った。差す形の競馬を覚えて、完成した感じ。このまま秋までいってくれれば楽しみです」と絶賛した。
本田調教師も「後ろから競馬をするようになってから、本当に安定している。いつも太宰騎手は攻め馬を手伝ってくれるし、今日もうまく乗ってくれた」と笑顔が絶えない。夏場は放牧でリフレッシュし、秋の大目標はエリザベス女王杯(11月13日、京都)だ。本田師が騎手時代の06年、カワカミプリンセスで1位入線しながら12着降着となった因縁の大一番。あのときの忘れ物を、太宰&イマージンとともに取り返しに行く。
◆フミノイマージン 父マンハッタンカフェ、母シンコウイマージン(父ディキシーランドバンド)。牝5歳の鹿毛。戦績18戦6勝。総収得賞金1億4458万2000円。主な勝ち鞍・11年福島牝馬S・G3。生産者・北海道日高町のシンコーファーム。馬主・谷二氏。栗東・本田優厩舎所属。
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