11/21 イチロー選抜対女子野球選抜 観戦記 | Takumaのブログ

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穿ってゆがんだ愛で綴るジャイアンツとサインあれこれ…

 

11/23のファンフェスタの記事と順番が前後してしまいましたが、11/21は東京ドームで行われた「高校野球女子選抜 対 イチロー選抜」の一戦を観戦してきました。
 
かれこれ3年連続で行われているこのイベント、以前から気になってはいたのですが今回が初めての参戦でした。
 
このイベントでは毎回、ピッチャーとしてマウンドに登るイチローさん。
この日もピッチャーとしてノックを受けたり、ピッチングの練習を行うなどトレーニングに余念がありません。
さすが、世界で一番ヒットを放った人間のトレーニングは”意識”からして違いますね。
 
練習後には、一塁側のエキサイトシートでサイン会をスタート。
当然ながらイチローさんの周りにはあっという間に黒山の人だかりが。
20分以上に渡ってサインをしていたでしょうか。自身が主催するイベントとはいえ、大盤振る舞いの対応です。
 
その後は打撃練習。
50歳にしてスタンドに打球をポンポンと放り込んでいく様は、まさに圧巻です。
 
先日、松井秀喜さんが野球教室でバッティングを披露した際、”ついにボールがスタンドインしなくなった”という事が記事になっていましたが、それを考えると長距離バッターではないイチローさんのこの打棒は驚異的としか言いようがありません。
 
その後は外野でキャッチボール。
センターの定位置くらいからファウルゾーンにいる選手に向かって、現役時代と変わらぬレーザービームの送球を見せていました。
本当に、凄いとしか言いようがありません。
 
今回のチケット、エキサイトシートは5,000円ほどだったのですが、この練習の時点ですでに元を取った感覚すらあります。
 
その後グランドでは女子チームの練習が行われます。
でもって、当たり前といえば当たり前ですが、この女子チームの実力も相当のもの。
中には男子顔負けのボールを放っている選手もおり、この中から数年後のジャイアンツ女子チームの選手も出てくるんだろうなと感じました。
 
そしていよいよ試合開始。
イチロー”投手”は初回から、140キロ近いボールをバンバンと放っていきます。
 
試合後のニュースでは「135キロの壁をなかなか超えられなかったが、今回は138キロが出せたから良かった」というイチローさんのコメントが載っていましたが、球場のビジョンには(おそらく)最速で143キロが表示されており、球速が表示されるたびにスタンドからはどよめきが上がりました。
 
ちなみに今回は、松坂大輔さんもゲストとして登場し、ショートの守備位置へ。
松坂さんも、イチロー投手のピッチングに感銘を受けている様子でした。
 
イチローさんは打撃のほうでも活躍。
いつもの通りのバットを立てるポーズを披露すると、スタンドからはフラッシュの波が。
 
そしてこの試合では、過去2年間で放つことが出来なかったヒットを放ち、相変わらずの好走塁も披露。
 
この試合、観客が心配になるくらいに投打に出ずっぱりで活躍を見せ続けるイチローさん。
最後は足がつる場面がありながらも、100球以上を投げてピッチャーとして完封勝利。
 
最後は選手インタビューで、軽快なトークでも会場を沸かせるイチローさん。
 
走、攻、守に投、さらにはトークまで。
なにをやらせても大活躍、本物のスターというのはこういうことなんだなとつくづく感じさせられた、見応えのある一戦でした。
 
ちなみに、試合後にもサイン会が行われたのですが、一塁側とは異なり試合前にサイン会の無かった三塁側のエキサイトシートでは、「この唯一のチャンスを逃すまい!」とファンが殺到ぎみになってしまい、サイン会が途中終了となってしまいました。
残念ながら、私も直前でイチローさんのサインをゲットならず。
 
ちなみに、昨年の大会を知っているコレクター仲間によると、昨年は一塁側でファンが殺到してしまったそうで、一塁でのサイン会を早々に切り上げたイチローさんが、比較的落ち着いていた三塁側でずっとサインを書き続けていたそうです。
今年は、去年の真逆になってしまった形ですね。
 
慌てる何とかは貰いが少ない、じゃないですが、イチローさんに気持ち良くサインを書いていただくためにもファンの側の理性的な態度が求められますね…!