昨日は午後から半休を取り、東京ドームへ。
都市対抗野球もいよいよ大詰め、準決勝の2試合を観戦してきました。
まずは第一試合、JR東日本(東京都)対トヨタ自動車(豊田市)の一戦から。
初戦では「ごほうび倍増」などと書かれていて豊田会長からのメッセージ。
準決勝までくると、ここまで単純明快になります。
勝つぞ!の10連発、強烈ですね。
豊田会長も観戦に訪れ、トヨタ自動車ナインにとってはまさに”御前試合”とも言うべき一戦で、チームは初回から幸先よく2点を先制します。
試合の合間の、地元の伝統芸能団体の演舞にも熱が入ります。
私自身も、自分の地元のこういった団体に複数所属していますが、こういった人たちの晴れ舞台を守るためにも都市対抗の灯はいつまでも守られるべきだとつくづく思います。
都市対抗はその名の通り”都市の対抗”、すなわち”おらが街の魅力と誇りをかけた戦い”であり、担うべき使命は単なる「野球のトーナメント戦」の域のものではないのです。
試合はその後もトヨタが優位に進め、3-1でJR東日本を下しました。
写真は9回に登板した松本投手が最後のバッターを仕留めたシーン。
我が大学の先輩でもあるトヨタの藤原監督。
7年ぶりの黒獅子旗まで、あと一勝です。
第二試合は王子(春日井市)対ヤマハ(浜松市)の対戦。
この試合の個人的な見所は、何と言ってもヤマハの先発ピッチャー。
ブラジル出身のフェリペ・ナテル投手です。
1989年生まれの34歳、来日しヤマハに入社して17年目になる大ベテラン。
今年からコーチ兼任にもなった右腕は、「先発は僕」と自ら名乗りを上げてこの重要な一戦のマウンドに上がりました。
そして、しっかりと責任を果たして5回無失点の好投を魅せました。
日生の杉浦投手や、三菱ふそう川崎~ホンダの西郷選手、現役でいえばトヨタの佐竹投手など「ミスター社会人野球」の肩書をもつプレーヤーはこれまでにも何人かいましたが、ナテル投手もそういった選手のひとりだと個人的には思っています。
みなさん、ありがとうございました!