8/15 テレビ・ラジオ観戦記(対中日11回戦) | Takumaのブログ

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穿ってゆがんだ愛で綴るジャイアンツとサインあれこれ…

 

中日との3連戦第2ラウンドは4-7と、連勝を伸ばすことが出来ませんでした。
そんな中で、ウィーラー選手は「最後まであきらめん」とばかりに9回にホームラン。
ひとり気を吐く猛打賞で、打率も3割に乗せました。
 
今朝の新聞によると膝の違和感できょうからパーラ選手が抹消になるとのこと。
ほんとうに、ウィーラー選手を獲っておいて良かったです。
 
ところで、今季はチームが好調なので、昨年までと違って(特に5年連続でV逸をしていた一昨年までと違って)選手や采配について批評的なことはあまり書かないで来ましたが、きょうは少しだけ。
 
先発の田口投手が試合を作れなかったとか、打線がつながらなかったとか色々と理由はあるでしょうが、最大の敗因は宮國投手だと思います。
 
四球連発で満塁のピンチを早々に作ると、ワイルドピッチも絡んでの4失点。
澤村投手が同じような崩れ方をかまして2軍、果てには3軍まで落ちましたから、宮國投手も近いうちに抹消になるでしょう。
 
今朝の新聞を観ると、宮國投手のピッチングについて、なんだか妙に優しい原監督のコメントが載っていました。
澤村投手のときも、やたらと期待するようなコメントが載った直後に2軍落ちしましたから、今回も同じ”手”なのかなと思います。
 
それにしても毎度毎度、なんでこうも同じ崩れ方をしてしまうのでしょうか。
今季はここまで15試合に登板。決して毎試合打たれている訳ではないのですが、何試合に1回かの割合で昨日と同じような”一番悪い”崩れ方を見せるので、どうしても印象が悪くなります。
 
今年で10年目。
いくら、”1軍デビュー年に6勝した”とか、”20歳で開幕投手を務めた”とはいっても、見極めの時は近いと思います。
 
サラリーマンの世界だって、”○○大卒の秀才”とかの肩書きだけで勝負できるのはせいぜい入社2、3年。あとは基本は業績勝負のはずです。逆に、業績が悪ければ「あいつ、〇〇大まで出てるのにあの程度」というマイナスの評価にもつながりかねません。
肩書きは武器ですが、活躍できなければ重荷そのものになります。
 
余談になりますが、私には沖縄出身の大学時代の友人がおり、今は沖縄の地元大手企業にUターン就職しています。
その友人は定期的に上京してくるので呑みますが、毎回同じ話が飛び出します。
それは沖縄人の「危機感のなさ」。
 
温暖な気候もあっておおらかな人柄が特徴の沖縄の人々。それが沖縄の大きな魅力です。
ですが一方で、問題があっても結局は、泡盛をガバガバ飲んでカチャーシーを踊れば、最後は「なんくるないさ~」になってしまう。
小さな悩みごと位ならそれでもいいけれど、絶対に解決しなきゃいけないことでも、同じことになることが多い。
沖縄の失業率が高かったり、経済的に豊かになりきれない要因はここにある、と友人は言います。
 
一度故郷を飛び出して、外から4年間故郷をみた友人のこの発言には、いつも説得力を感じます。
 
なんだか、宮國投手も同じだなと個人的には思います。
 
一度は期待の若手として輝かしい活躍を見せた訳ですから、本来の実力は相当あるです。
だからこそ危機感をもって、失敗からもっと学んで、「切羽詰まった」「悲壮感ある」ピッチングを見せて欲しい。
もしくは真逆に、オドオドと自信なさげに四球を出すのでなく、沖縄人らしく「なんくるないさ~」と開き直ってど真ん中に思いっきりボールを投げてくれても構わない。
 
中途半端なままのらりくらりやれる時期は、そうそうこの先も続くとは思えませんから。