第70回 オリジナル必殺技はヒーローの特権です | 三國志14の武将データで統計とってみた まとめブログ

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「三國志14の武将データで統計とってみた」
Twitterに投稿したものに加筆修正したまとめブログです

さて、今回からPK版に準拠していろいろなデータを解析していきたいと思います。

 

しかし、まあ早いものでもう70回なんですね。

水滸伝なら108星が勢ぞろいするところまで来たかと思うと感無量です。

 

それはさておき。

 

今回から各武将の所有する戦法にスポットをあててお話したいと思います。

 

まず大前提になりますが、戦法は各武将それぞれに0(戦法所有なし)から6つまで設定されいます。

武将個々に設定されている点では個性や陣形と同類ですが、0が存在すること、後天的に取得できる点が異なります。

また既存の武将データでは最大は6ですが、テータ量としては10枠まであり、武将編集をしたり新武将作成をした場合には、戦法を10種まで増やすことは可能です。

前述の戦法習得もこの10枠内で行われますので、編集して10枠まで初期所有していた場合には、所持している戦法を上書きする形で習得することができます(固有戦法にも上書きできます。また戦法数が最大に達するまでは削除はできません)

 

つまり究極的に言えば、

武将の能力に関わらず、固有戦法と兵器専用戦法以外の戦法は10個まで習得できるということです

 

では実際に戦法に関するデータを供覧いたします。

実際の所有戦法数の分布はこのヒストグラムと表に示した通りです。

平均戦法所有数は2.41ですが、

所有戦法なし、という武将も1割弱存在します。

 

この所有戦法数別に、それぞれの武将の能力値を示したのが以下のグラフと表になります。

気持ちがいいくらいに右肩上がりのグラフが出来上がりました。

ここで面白いのは、全能力について、戦法数が増えると高くなる傾向があるということです。

戦法は文字通り戦場で使用するものですが、戦場では直接関わってこない政治や魅力についても、戦法数が増えるにつれて平均が上がってい傾向があります。

(※ただし、どの値も標準偏差が大きいので、統計学的有意差についてはそれほど顕著ではないかもしれませんが)

 

先ほど、初期戦法数が少なくとも、プレイ中の習得を利用して自分の好きな戦法を持たせることができる、という話をしましたが、

初期所有戦法が少ない武将というのは、やっぱり能力の点でお察し...な武将が多いということですね。

 

そうはいっても、平均は平均。中には掘り出し物的武将もいるわけで、

所有戦法0の武将の中で、もっとも統率が高い武将は、

皇甫闓(統率65)となります。

彼は知力も64とそこそこで、知力依存系の戦法を習得させてみたくなります...が、そうは問屋が卸しません。

 

そうです。彼の所有陣形は錐行だけです。

 

陣形は現状増えたり減ったりしない仕様ですから、

彼が覚えて益がある戦法は、艦船(水上用)専用の戦法3種のみ、となります。(錐行でも艦船になれば戦法が使えます)

 

なお、彼のように錐行しか使用できない武将は6人います。

皇甫闓を含めて4人は所有戦法0ですが、残りの2人の高蕃と周善は艦船専用戦法を持っています。

 

というわけで、錐行以外の通常陣形を使用でき、かつ所有戦法0という武将で、もっとも統率が高いのは、

少し統率が下がって統率60の王惇と雷叙となります。

こちらは武力が高めなので、習得させるなら武力依存系がよいでしょう。

 

なお、戦法未収得武将92人は1人を除いて全員陣形を1種しか使えません。

要するに、戦法も使えなければ、能力も低く、陣形も変更できない武将集団となります。

戦法を習得できるとて、そう簡単に戦場のスターダムにのし上がるのは難しいと言わざるをえませんね。

 

ちなみに戦法使えないのに、陣形は2つ使える唯一の武将が、

劉璋なんですが、ここまでくると、逆に陣形2つ使えるってすごいな、と思ってしまえますね

 

 

下ばかり見てもしょうがないので、

逆に戦法界のリーディングスターである固有戦法持ちの武将についてもまとめてみました。

固有戦法はPKでかなり追加されて、現状100種100人が固有戦法を持っていることになります。

戦法の中でも上位の固有戦法を所有しているぐらいなので、基本的に皆ハイスペックです。

固有以外の戦法も3つ4つ持っているのは当たり前で、平均戦法所有数は、驚異の4.9となります。

 

あ。もちろん、100人中で唯一固有以外の戦法を持っていないのは阿斗ちゃんです。

今回の統計で、いろんな平均値を下げまくっている戦犯でもあります。

 

固有戦法所有武将集団の能力値平均をレーダーチャートに示しています(青色の五角形)。

参考として戦法数4と5の武将集団の能力平均値も黄色と赤色で示しました。

 

基本的に、固有戦法を所有できるような武将は、能力上位の武将になりがちなわけですが、

これを見ると、戦法所有数が5つ以上であることと、固有戦法を所有することとは、能力的に遜色がないことがわかります。

 

固有戦法を持たず、所有戦法が5以上である武将は34人で、

その中に戦法所有数が最大の6である武将が3人います。

この3人は能力的にも固有所有武将群に遜色なく、もし今後固有個性が追加されるとしたら、まず候補に挙がる3人と考えてよいと思います。

 

※2020.12.27 Twitter上の指摘により、10種類の戦法を習得していても、上書き習得が可能であることが判明したため、内容を一部変更しました。(ご連絡いただいた方、ご指摘ありがとうございました)