こんばんは!
今日は、前々から気になっていた特別展に行ってきました![]()
ペルー留学経験者としては、ハズせない展覧会です![]()
「アンデスのデザイン」
期間:2012年4月2日(月)~6月9日(土)
場所:関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパス 時計台2階展示室
時間:10:00~16:30
入館料:無料
この展覧会では、南米・アンデスで栄えたアンデス文明の染織品に織り込まれる
さまざまな“文様”に焦点があてられています。
アンデス文明は、現在のペルーの海岸部を中心に、ボリビア西部、チリの北部にかけて栄えた文明です。
インカ帝国が1532年にスペインによって侵略されるまで、それぞれの地域で独自の文化を築いていました。
たとえばナスカの地上絵で有名なナスカ文化(B.C.300-B.C.650)や、ナスカのご近所にあるパラカス文化(B.C.600-B.C.100)この辺りを含む海岸地域は、とても乾燥した気候でした![]()
日本のような温暖湿潤な気候だと、たとえ織物を地面に埋葬しても、時を経るあいだに腐ってしまったり虫食いに遭ってしまうため、発見されることは非常に稀です。その点ペルーでは乾燥した気候が幸いして、埋葬された染織品がとても良い状態で発見されるというわけですね![]()
さて、今回訪れた展覧会の感想をば少々…
アンデスの文様ということで、モチーフとしては、
鳥や魚、リャマ、ネコ、人型(神)が多かったのですが
まぁ~可愛らしいものばかりでした![]()
展示室には説明文がなく、その代わりに
文様のモチーフたちが吹き出しで解説をしてくれています
説明文と違って口語的なので、とても愛着がわくんですよ![]()
モチーフそれぞれのキャラがあって![]()
専門的すぎる説明は、専門家や研究者にとっては有意義ですが
一般の来館者にとってはちんぷんかんぷん…
それでは博物館の本来の役割である「知識の還元」を果たせていません!
このような方法で敷居を低くして
多くの方に博物館を訪れてもらうというのは
とてもいいアイデアだと思います![]()
さらに入場時に受付で配布される資料も充実していました。
地図や専門的な単語の解説などがされていて
専門的で難しい解説でも、それと照らし合わせながら理解することができます。
また、これまで関学の特別展には来たことがなかったので
過去の展覧会については分かりませんが、
今回の特別展に伴って、図録も刊行されていました。
のちろん全ページカラーで、同じくモチーフキャラが
楽しく解説してくれていました。
1冊500円……即買いでした←
今回の特別展、大満足でした![]()
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それではここでちょっとお勉強タイムです![]()
文化の発展時によく見られる現象なのですが
文様は時代とともに簡略化される傾向にあります
たとえばコレ↓
皆さんは、一体何の模様に見えますか?
これは関西大学博物館に収蔵されているチャンカイ文化の土器です。
先述のとおり、チャンカイ文化は海岸沿いに栄えた文化でした。
ではこの文様は…?
実はこの文様は「波」と「魚」と「鳥」をあらわしているといわれています
そんなもの一体どこに…とお思いになるかもしれませんが、
これぞまさに文様の簡略化のあらわれなのですね
この土器の二重線のところ、これは「波」をあらわしています
まあ分からんでもないぞ、といったところでしょうか
そしてその二重線から伸びているニョロンとした曲線
これは「魚」をあらわしているのですが、正確には
「魚をくわえた鳥のくちばし」をあらわしています
だから全て下向きに伸びているわけですね
そしてそして、土器の首の部分に描かれている三角模様
昔小学校で習った地図記号の三角点みたいなやつ
これが「鳥」をあらわしています
もともとは海で漁をする鳥の絵を描いていたものが
どんどん描いていくうちにこんなになってしまったのです
アルファベットだって、もとはブロック体だったものが
どんどん書いていくうちに簡単に書きやすくなった筆記体がうまれましたよね
今は資料不足でわかりやすい資料を載せられないのが残念ですが、
文様の簡略化はそのうちあらためて紹介したいテーマです
今回の展覧会レポートはこの辺で![]()
展示会場である関西学院大学は正面に時計台がばばーんと建っていて
その前には青々とした芝生が広がっています
私の大学は大きなキャンパスとは言えなかったので
こんなに広々としたキャンパスはついつい憧れてしまいます![]()
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もし私が関学の学生だったら、空き時間には決まって
芝生に寝そべってお昼寝を楽しんでいたことでしょう![]()

