個人事業主の歌手は、宣伝から集客まで全て行います。他にやってくれる方はいらっしゃいません。会社組織であれば、マネージャーがいたり、企画宣伝営業、スタッフがそれぞれの持ち場で奮闘して、歌手は歌う事に専念したり、はたまた副業に勤しむ事も出来るかも知れません。
個人事業主には残念ながらスタッフに支払う給料を捻出する資金は持ち合わせていません。
コンサートホールでのコンサートですと、ホールの予約、ホール使用料の支払い、音響(場合によっては照明)の手配と支払い、出演者の手配と支払い、受付の手配と支払い。JASRACへの演奏許可願いと支払い。全部終わってからのホールへの追加料金支払い(冷暖房など実費払い)など、行うだけでも色々ありますが、宣伝をしないと人は来ません。チラシとポスターの作成。コンサートホールやレストラン、喫茶店などへのポスターチラシ配り、ご興味ありそうな方々への周知のお願い周り。新聞や雑誌、情報誌、ネットニュースなどへの話題(記事)提供。ホームページ、SNSなどでの通知。
ライブハウスですと、ライブハウスへの売り込み。チャージの設定。チャージバック金額の交渉(既に決まっている場合が殆どですが)、チラシとポスターの作成。ご興味がありそうな方々へのお声がけ。ホームページ、SNSなどでの通知。
メジャーなJ-ポップや歌謡曲、演歌などの歌手の方々であれば、初めからそんな事は経験せずに歌にだけ専念されて、後はマネージャーが、会社のスタッフが仕事を取って段取りした線路を走れば良いのかもしれません。
個人で全てやっていても、限界があって、全て中途半端になってしまいます。
ところが、各自が専門職ですと、既に流れも全て出来ており、スムーズにより大きく出来ます。掛け算になりますよね。
歌手本人が全てやるより、専門のスタッフが仕事を分担して支える大きな力で、歌手の歌をより多くの方々に届ける事が出来ますよね。
大きな会場でお客様が半分しか入らなかったと言って怒って帰られた大歌手の方などは、そこら辺の本当の意味での大変さは分からないのではないかとも思います。
先日の金曜日、来年3月2日の水戸市民会館のコンサートのポスターとチラシ、チケットを持ってお届けして来ました。
実は、その前にお届けする予定でしたが、メンバーが一部変更になり、チラシとポスターの訂正を行いました。
チラシは千枚作りましたが、データ修正して自分のプリンターで一先ず、300枚再発行。
ポスターはA 2サイズ1枚2千円で作っていて、勿体無いので、変更箇所に貼り合わせをする事に。
水戸市民会館、水戸市芸術館、茨城県民文化センター、ひたちなか市民文化会館、常陸大宮市民文化センターロゼホール、那珂市文化センターと車で周って来ました。
一日がかりでした。
何時間もずっと運転したので、頚椎ヘルニアの身には辛くて、首の根元が痛くなり、腕から手のひらと指にかけて、痺れが出ました。
それで、週明けの月曜日、リハビリに行って来ましたが、首から肩甲骨にかけて、カチカチに凝っていました。
凝りをほぐす度に腕はビリビリ痺れて手のひらは線香花火の様。数年前のもらい事故からこんな状態なので、運転時間は長くしない、途中休憩を取る様にしていますが、かと言って遠方に行くのにはまとめて用事は済ませたほうが好都合です。
そして、火曜日、アクシデント発生。私の方で、チラシとポスターの水戸市民会館の住所をWEBから引っ張って来たのですが、移転前の住所であったので直してくださいとの連絡が水戸市民会館からありました。
そこで、急いで、チラシのデータ修正。
ポスターは更に住所を上から貼り合わせ。
そして、急いで回って、更に帰り際に夕方から二軒宣伝で回るお店の前に、土浦クラフトシビックセンターへ。
その翌日は、ライブの打ち合わせついでに、つくば市のカピオホール、ノバホールにポスターとチラシ配り。
今日、木曜日は朝5時に腕の痺れで目が覚めました。
それで、午前中はリハビリ。
月曜日よりも首から肩甲骨にかけての筋肉が凝っていました。
それでも、人には頼めないので、全部自分で御願いをして回るしかありません。
好きな事をやり遂げるには、それに付随してやらなければならない事も出来てきます。
だから、やるだけです。
そして、少しずつ、お客様も増えてきました。
雑誌の記事掲載も増えて来て、御評価も上がって来ました。
何事も、最初は苦労しないと身になりません。
個人事業主から会社組織に出来るのか、それとも何処かでマネジメント代行頂けるか、それについては、自分が頑張り続けて大きくなっていくしかありません。
こんな私でも、一人ではありません。
色々な方々が共感頂き、演奏にしても、宣伝にしても、サポートしてくださっています。
有り難いです。
この気持ちを忘れずにいて、これから、もっともっと私に関わってくださる方々を増やしていかなければなりません。