アメリカ横断ウルトラクイズの移動は、ほとんどの場合で飛行機が使われます。
撮影機材を詰め込んだ大小のジェラルミン・のケースが120個~130個。
その他にスタッフと出場者のスーツ・ケースが人数分あるわけですから、相当の量になります。
この荷物をホテルから車に積み込む作業、空港では車から降ろして、航空会社の受付まで運ぶ作業。
その都度、種目別に数量の確認が行われます。
その都度、種目別に数量の確認が行われます。
これらの作業を全て、スタッフが総出で行うのです。
しかも、こうした作業を行う時には全員がお揃いのウルトラクイズのロゴが入ったキャップに同じくロゴ入りのウインド・ブレーカーを着用しています。
これは、作業中に部外者が紛れ込まないように、という予防策でもありました。
↓ド派手なショッキングピンクのウインドブレーカー
↓ウルトラクイズのロゴ入りキャップ(既出画像)
これは、作業中に部外者が紛れ込まないように、という予防策でもありました。
↓ド派手なショッキングピンクのウインドブレーカー
↓ウルトラクイズのロゴ入りキャップ(既出画像)
おそらく普通の旅行者から見たら、異様な集団に見えるのでしょうね。
「キミたちは何者なの?」
とよく訊ねられます。
そういう中で一番間違えられたのが、野球チームの遠征でした。
中でも笑ってしまうのは、リトルリーグと間違われた事です。
「そうそう。我々はリトルリ-グのオールジャパンだよ」
ジョークで返事をしたつもりですが、
「試合は何処であるの?」
と真に受けられて困った事がありました。
確かにアメリカ人から見れば、多少身体は小さいかも知れませんが、若いスタッフは少年に間違われてしまうのです。
こんな事もありました。
私がスーパーで食料を買っていると、若いスタッフが酒の瓶を何本も抱えてやってきて、
「これも一緒に買ってください」
というのです。
「なんで?」
「実は俺たちが買おうとしたら、IDカードを見せろ。子供には酒は売らない、だって」
女の子なら若く見られて嬉しいでしょうが、髭を生やしたいい大人が子供扱いされるのは、ちょっと情けない話でした。