ランナーにとって、エネルギの収支は大切だ。前のブログを書いていた頃(今から約10年前)は、ジョギングやランニング中のエネルギ消費について、いろんな所に書いてあった計算式を正しいと勘違いしていた。具体的には、消費エネルギ(kcal)=体重(㎏)×走行距離(km)という計算。一例として体重60キロの人が10キロ走れば600カロリー(キロを省略)というもの。この式では基礎代謝と運動消費を分けているのかどうか(両者を合算しているのか、運動消費だけの分を抽出しているのか)も不明だ。ジムのトレッドミル等に表示されるカロリー消費量もこんな感じだろう。怪しいものだ。

 

トレッドミルを走るとき僕は体重項目に実体重の2/3の値を入力、外を走るときは消費量を上の計算式の3分の2とみなしていた。そうでないと運動消費量と食事エネルギとのバランスが完全に崩れてしまう。運動消費を過大評価するためこれを信じて食べていると太る、あるいは痩せられない。上の式はランニングエコノミーについて考慮していないからだ。走るのに慣れれば慣れるほど一定の距離でのエネルギ消費は少なくなる、いわば効率的に移動できるようになるはず。

 

ガーミンの測定ではどうだろう。完全ランオフの日と走った日を比べてみた。24時間の基礎代謝量は1648カロリーで同一。運動消費量はそれぞれ74カロリーと959カロリーだった。差し引きの885カロリーがこの日のランで消費されたと考える。僕の体重は63キロ、走行距離が16キロだったので、63×16=1008、これとガーミンデータ885とを比べると88%となった。うーん、これでもやや過大評価か?気温が高くて心拍数が上がる時期であることも考慮すべきかもしれない。涼しくなってからまた評価してみよう。

 

 

それにしても平日で完全ランオフの日のエネルギ消費が少ないことに驚く。仕事は座業とはいえ4000歩は歩いており、階段の昇り降りも16階相当と記録されている。それなのにわずか74カロリーとは・・・