我らが仮面ライダーを狙うショッカー本部の送る次なる使者は、恐怖蝙蝠男！。
今回からアイキャッチが第1クール分のに変更され、EDテーマで副主題歌がながれます。
この蝙蝠男(CV/峰惠研)に冒頭で熱い一噛みを頂き栄光あるショッカーの一員に選ばれたモデルの山野美穂。なんかセクシーなムードの漂う美女ですが、この方は後に『キカイダー01』で人魚姫ロボの人間体をエロチックに演じる小林千枝さんが演じてます。(この方、脱ぎ専の方、画像検索してみましょうスレンダーなナイスバディです)
この蝙蝠男の注入したビールスに感染した者は、蝙蝠男の意のままに操られるのですが、バイクのレースに出場して優勝した(改造人間が出場するのは違反だと思うのですが)本郷猛に祝福のキスを装い、ビールスを注入せんとします。だがこれは失敗。うーんこの表情の艶かしい事。
こういうシーンからも本作初期の方向性がわかりますね。
取り敢えず、ビールス実験には成功した人間蝙蝠。美穂が同じマンションの住人を襲ったのか、人間蝙蝠がやったのか知りませんが、山野美穂の住むマンションの住人は皆ビールスに感染し、人間蝙蝠の下僕と化す。
そこへ本郷が探索に来ますが、ビールスに感染してるとは言えど相手は一般市民。ライダーに変身して人間蝙蝠を一先ず沈黙させる(ところが人間蝙蝠は自己催眠で死んだふりしてるだけ)
立花藤兵衛に連絡するんですが、猛を父の仇と睨む緑川ルリ子が親友の野原ひろみと一緒に猛と立花の関係を怪しんで、尾行しちゃいます。ちなみに、野原ひろみ役は後に大女優となり波瀾万丈の芸能生活を送ることになる島田陽子さん。本作の初期プロットでは本郷は近藤正臣で、ルリ子は彼女の予定だったとか。
さて、人間蝙蝠のビールスなんですが、これがまあビールスの癖に脳髄を持つと言う凄い奴。なんか顕微鏡で覗いたその姿はそこらの川で救って理科の実験で容易に見れるような微生物にも見えますが。こいつが人間蝙蝠の指令電波を受けて感染者を意のままに操る訳ですね。
だったら、本郷なんかほっといて、さっさと実用段階に進めろや、蝙蝠野郎。
ほんで、本郷の在籍する大学が城南大学に変わってるんですが、これはツッコミいれちゃあダメなのね(^◇^;)
さて、立花を尾行して本郷が居る件のマンションにやってきてしまったルリ子さん。勘違いと人間蝙蝠の虚言に騙されて、ビールスに感染するわ、人質にされるわで、さあ大変。猛と立花さんは進退極まる。
ところが、急にショッカー首領が声で割り込んで来て緑川博士殺害の真実はゲロるわ、猛の偽りの降伏に油断して、ビールスの血清のありかが自身の羽根の爪だと教えてしまう人間蝙蝠。主従揃って、早くもおマヌぶりを発揮するショッカーw
これで形勢逆転で、屋上で一戦に及ぶ仮面ライダーと人間蝙蝠。この一戦なんですが、予算が潤沢でないから照明が暗くてわかりにくい。特にアクション用のライダーのマスクは真緑なんで目立ちません。だから、FRPのマスクの方にはラメ塗装してるんすなあ。
今回は変身後にセリフがあるからか、ライダーの声は藤岡弘。
人間蝙蝠は羽根があるのに飛行せずジャンプしまくる。その一瞬の隙を捉えて、空中バックドロップのような「ライダー投げ」で人間蝙蝠は死にました。
蝙蝠の爪のおかげでマンションの感染者もルリ子さんも無事回復。緑川博士殺しの疑いも解けた本郷ですが、
「立花さん…ルリ子さんの心は解けたかも知れないが…俺の体は…俺の体は同じ事なんだ…！」
と哀愁を感じさせる台詞を吐いて立ち去る。
それを見送るルリ子さん…完全に猛に惚れてまいよったで。