我らが仮面ライダーを狙うショッカー本部の送る次なる使者は怪人さそり男(CV/池水通洋)
今回のショッカーの作戦は至ってシンプルに「本郷猛の抹殺」
まず、戦力外の囚人達を「釈放しちゃるでー、ま、砂漠のさそり地獄を突破出来たらの話だけどねー(ゲス顔」って偉大なるショッカーの寛大なる後処分。
ところがみーんな、さそり男の人食い(食わないけどw)さそりの毒噴射にやられて溶けちゃう。
でも、とろこいのが幸いした伊藤って言う爺さんだけが生き残る。
だが、偉大なるショッカー様の仰るようにこれは本郷猛を誘き寄せる為の餌。
その頃、猛と立花さんは８ミリカメラ片手に仮面ライダーの能力分析。まあ、取るものもとりあえず脱走し、改造した緑川博士も亡き今、自分で自分のスペックを知るしかないようで。
ほんでも、一話で風力を受けて変身する事はわかってるはずだよな。自発的に変身したんだしw
そこへ、本郷へのお詫びの印と言うより、違う感情で協力したいルリ子さんが、前述の事件に関連する千葉県で起こった奇怪な遺体消失事件のニュースを持ち込み、猛はいざ千葉県へ。
伊藤老人をショッカーの思惑通りに救出する仮面ライダー。まっすぐな道に向こうの方で待ち受けるライダーの構図が印象的。今回も竹本監督の演出が凝ってます。いや、凝りすぎw
館山シーサイドホテルに老人を連れて宿泊する本郷。ここにショッカーの魔の手が迫る。
さて、ここで本郷の親友にしてライバルと言う早瀬がルリ子さんと共に手助けに現れるんですが、この登場はちょっと唐突すぎません？
そして、ホテルでショッカーの襲撃。階段で待ち受ける女戦闘員が怖い。当時のテレビの感覚だと、結構怖かったでしょうね。
老人は敢え無くサソリの毒液を浴びて溶解死。ルリ子さんはショッカーに拉致される。
これを追跡する本郷と早瀬。
そして、ショッカーのアジトに辿り着きますが、ここで早瀬が正体を現わす。彼はさそり男であり、何事に置いても勝てないライバル本郷に勝つ為だけにショッカーの改造人間となったのだ。
でも、早瀬の掘り下げがイマイチで、のっけからモロバレなんだよなあ。
一転、ピンチに陥る本郷。勝ち誇るさそり男は、本郷とルリ子をさそりの巣にでも放り込むのかと思いきや、なんだかんだで逃げられる。ショッカーのツメの甘さは相変わらず。
ほんで、あーだこーだの内に、本郷は仮面ライダーに変身、さそりの砂漠でさそり男とその手勢と対決。
演出としては、「ジャンプするバッタの改造人間と地を這うさそりの改造人間の戦い」をややアーティスティックに描きたかったんだろうけど、パッと見は遊んでるとしか思えず、本郷へのリベンジに燃えてたさそり男も、敢え無く「ライダーシザース」で倒された。
こうして、ショッカーの罠をくぐり抜けた本郷といつの間にか助手に収まったルリ子さんは房総を後にしたのです。
