今回から、実戦的な内容に入っていきます。
まずは、麻雀のゲームがどのように成り立っているかについて説明します。
麻雀は4人で遊ぶゲームです。
3人で遊ぶルールもありますが、ここでは4人で行うゲームについて説明します。
ゲームの流れは次のようになります。
(1) 場決め
(2) 親決め
(3) 東場 (トンバ)
親が1順したら南場へ
(4) 南場 (ナンバ)
親が1順したら終了
(5) 半荘 (ハンチャン) 終了
(6) 次の半荘を行う場合は、(2)へ戻る
※半荘2回ごとに(1)へ戻る(場替え)こともあるが、
場替えの時期はその場の取決めによる
上記は、半荘戦(ハンチャンセン)という、東場と南場から成るゲームの場合です。
他には、東場だけから成る、東風戦 (トンプウセン)があります。
1ゲームが速く終了するのが特徴です。
昔は一荘戦(イーチャンセン)といって、西場、北場まで行うものもあったと聞きますが、今では全く行われていないようです。1ゲームに時間がかかり過ぎるのだと思います。
もう少し分解すると、東場、南場というのは、局(キョク)の繰り返しから成り立っています。
局というのは、牌山を積んでから誰かが上がるか、または誰も上がらないで終了(流局)するまでのことで、麻雀のゲームの最小単位です。
局において、親が上がった場合は、連荘(レンチャン)といって、次の局も同じ人が親を続けます。
親ではない人(子)が上がった場合は、親が次の人に移動します(親流れ)。
4人目の親が流れたら、次の場に進むか、最後の場の場合はゲーム終了となります。
親が1順したら次の場へ進むということは、1つの場は最低4つの局から成るということです。
連荘があれば、この局数は増えていきます。
連荘の条件については、統一されたルールは無く、その場で取り決められます。
良くあるのは、
・親が上がった場合だけ
・親が上がるか、流局時に親が聴牌(テンパイ)している場合
などです。
場合によっては、東場と南場で条件が違っていることもあります。
この件に限らず、麻雀には、ルールに統一されていない部分が多々あるのが現実です。場替えについてもそうでした。
ゲームを始める前に、その場の取決めを確認しておかないとトラブルになることも多いですから、注意してください。
場決めや親決めなど、いろいろあるものの、麻雀の本質は局の集合体であるということです。
局の進め方が最も重要です。
次回は、局について説明します。
