麻雀の待ちの形の基本は5個しかありませんでした。
単騎(タンキ)待ち
辺張(ペンチャン)待ち
嵌張(カンチャン)待ち
両面(リャンメン)待ち
双碰(シャンポン)待ち
しかし、基本形を組み合わせた待ちの形は無限とも思えるほどたくさんあります。
複雑なものはパズルのようです。
難しいものもあります。
ですが、心配することはありません。
だんだん分かるようになってきます。
分からないままでも麻雀を楽しむことはできます。
ネット麻雀などのコンピュータ麻雀では、上がり牌を引いた時に
「上がりますか?」と聞いてきますから。
ですが、勝つためには有利な待ち方を選択しないといけません。
そのためには、待ちの形をパターンで覚えておく必要があります。
延単(ノベタン)
のように、数牌が4連続した形をノベタンといいます。
と
に分解すると
の
+ 任意の3面子
「1」または「9」の刻子と「2」または「8」を持っている形です。
単騎・嵌張待ち
+ 任意の3面子
数牌の刻子とひとつ離れた数牌を持っている形です。
単騎・両面待ち
と
に分解すると 
の待ちになります。
待ちの数が、3種類11枚もある、強力な待ちの形ですので、よく覚えておいてください。
(A)
+ 任意の2面子
数牌が7連続した待ちの形、
ノベタンが更に延びたものです。
(B)
こちらは、「1」「9」を含まないで、数牌が5連続した待ちの形です。
両面待ちが2つ複合しています。
どちらも、
待ちなのがわかるでしょうか?
(A)の待ちの数は、3種類9枚、(B) の待ちの数は、3種類11枚です。
出現頻度は、 (A) < (B) ですが、どちらも強力な待ちの形ですので、よく覚えておいてください。
シャンポン待ちの複合形

が待ち牌です。
これはちょっと分かりにくかったかもしれません。
ソウズの部分から、
を2組取り除いてみてください。
これ以降は、ここまでに説明した形の複合形です。
手牌を分解してみると、待ち牌が何なのかわかります。
何が待ち牌なのか考えてみてください。
正解は、この記事の一番下に書いておきます。
(E)
+ 任意の2面子
どれも待ち牌は4種類です。
わかりますか?
五面待ちの例
(F)
六面待ちの例
(H)
(J)
(K)
(L)
(M)
それぞれの待ち牌は、以下のとおりです
(C)
(D)
(E)
(F)
(G)
(H)
(I)
(J)
(K)
(L)
(M)

1から9までの全てが待ち牌になっていることを確認してみてください。
この形は「九蓮宝燈」と呼ばれる、麻雀の最高役の一つです。
14枚で上がりの形を作ること、数は1から9まで、という条件のもとに成立しています。
計算づくで麻雀牌の数を決めたのか、
それとも偶然の産物なのか?
どちらにしても奇跡のような成り立ちだと思いませんか?
どうです?
分かりましたか?
もし分からないところがありましたら、コメントで質問してください。
次回は、「スジ」と呼ばれるものについて説明します。
「スジ」を理解することで、「待ち」についての理解も深まりますので、是非、お読みください。





































