ここでは例外的な組み合わせについて説明します。
同じ種類の牌を3つ集めたのが刻子でした。
4つ集めると槓子になります。
★槓子(カンツ)の例

同じ種類の牌が4つになった時、「カン」と宣言した場合に槓子が完成します。
この宣言は任意で、4つの牌を3つの刻子+1つなど分けて使うこともできます。

この場合、5ピンの刻子と567ピンの順子とすることもできます。
手配は通常13枚。上がりの形で14枚でした。
槓子を作ってしまうと、牌が1つ足りなくなってしまい、4面子1雀頭を作ることができなくなります。
そのため、「カン」を宣言したら、嶺上(リンシャン)という場所から1枚補充します。
この補充は、槓子1組につき1枚。
槓子は最大で4個作ることができますので、この場合は4枚の牌が補充され、通常17枚、上がりの形で18枚ということになります。
「カン」を宣言した時の手順や、嶺上については別の項目で説明します。
次は、例外的な上がりの形です。
同じ種類の牌を2枚集めた「対子」を7組作った形です。

「役」の説明でもう一度触れますが、「七対子(チートイツ)」という「役」になります。
もう一つは、

という形で、これも「国士無双(コクシムソウ)」という「役」になります。
別途説明しますが、ヤオ九牌を13種類14枚集めたものです。
この例では、9ソーが2枚ありますが、9ソーでなくても、13種類のヤオ九牌のどれか1種類だけ2枚になれば上がりの形です。
以上の2つの「役」だけが、基本の4面子1雀頭の形ではない、上がりの形となります。
次回は、待ちの形について説明します。