カンボジアの交通事情は、いわゆるアジアの発展途上国って言う感じで、バイクの往来が半端ではありません。

特に、朝/晩の通勤の時間帯は、凄いことになっています。
そもそも信号がほとんどないので、ひっきりなしクラクションが鳴り響いております。
原チャリに、3人乗りなんてざらで、4人乗りも目撃しました。
また、車線と言う概念がない(?)ので、はみ出し放題の逆走もあり、と言う恐ろしい状況で、かなりスレスレを走ります。
それに、カンボジアの風物詩的なトゥクトゥクと言う原チャリに荷台を付けた乗り物は、荷台を付けている関係で、後続にはウィンカーが見えないので、手信号で曲がると言うなかなかの原始的な感じです。

アンコールワットから帰る時に、このトゥクトゥクに乗りました。
流しのトゥクトゥクのおっちゃんに話しかけて、ホテルの名前を伝え、「Do you know? No Problem?」と聞くと「OK
」と言う返事だったので、「How much?」と聞くと「$10」との返事でした。
正直吹っかけられているかなと思ったのですが、とは言え東京のタクシーなら、確実に5000円するような距離なので、値切りはせずに乗り込みます。
交通量が多いので、ちょっと怖い感じはありますが、風を切って走るので、凄く気持ちが良いです。

観光客相手に、流しのタクシーに乗って、違うところに連れ込まれて、強盗みたない話しをたまに聞きますが、このトゥクトゥクで違うホテルに連れ込まれると言う経験をしました。

実際には、単純に、ホテルを勘違いしていたようです。
しまいに、目的のホテルを知らないと言い出し、右も左も分からない土地で、ホテルを見失います。
今までだったら、正直相当焦っていたと思いますが、今回からiPhoneを所持しているので、現在位置が分かり、ホテルの位置も大体把握していたので、おっちゃんにiPhoneを見せながら、この辺だと説明して、何とか目的地に到着しました。
iPhoneに助けられました。
トゥクトゥクを降りて、支払いをしようとすると、厄介なことに、自分で間違っておきながら追加料金をよこせ的な事を言ってきます。
仕方なく$1追加して、$11払いました。
その時に、思わず、日本なら「分かったよ、しょうがないな~(笑)」って感じで、おっちゃんの肩をポンポッンと叩いてしまいました。
あとあと考えると、文化の違いがあるので、もうちょっと考えて行動するべきだったかなと思いますが、おっちゃんは、満面の笑みで、「Thank You」と言って、立ち去って行きました。