人間はなぜ眠るのでしょう? | 稲葉敦志オフィシャルブログ -稲葉式不眠症改善ブログ-
私たち人間が睡眠をとるのは、
なぜだと思いますか?

疲れた身体を休めるためでしょか?
日中起きているからでしょうか?

それとも本能だから?


・・・


どれも違います。

私たちが睡眠をとるのは、生きていく上で欠かせない

「脳」の働きのためです。

以前は、「睡眠は覚醒の対極にある不活性の状態」と
考えられていました。

しかし、現在ではそうではないことが証明されています。

脳は生命の司令塔です。

身体の要(かなめ)であり、
サッカー日本代表で言えば遠藤保仁のポジションです。

例えば、熱いものを触った時に「熱い!」と感じ、
手をパッとひっこめる一連の動作は、
脳の命令から起こります。

過度のストレスによって身体を壊し、
日常生活を送るのが一時的に難しくなることは
誰でも経験することだと思いますが、

それにしても、脳が命令をした結果起こる、

自分にとって危険なものから身を守るための行為なのです。

正常な心の動き、身体の動きは、
すべて「脳」の命令があってこそ。

脳なしでは私たちは生きていけません。

しかし、そのために脳は大量のエネルギーを消費します。

また、ダメージを受けやすい存在でもあります。

この脳を守り、メンテナンスや修復をし、
よりよく働かせる唯一の手段が“睡眠”です。

筋肉の疲労はじっと動かずに静かにしていれば解消できますが、
脳に関しては睡眠がないと、修復・回復できません。

これをせずに脳を酷使していれば、
いつか脳がオーバーヒートしてしまい、
正しく心や身体が動かなくなってしまいます。

寝不足の日は、頭がぼーっとして
何をする気が起こらないという経験は
誰でもあると思うのでおわかりですよね?

さらに、睡眠は脳を「育てる」働きもします。

これはまた今度詳しく説明しますが、胎児から赤ちゃん、
思春期へと十数年の時間をかけて脳は成熟していきます。

この成熟に欠かせないのが、やはり睡眠です。

赤ちゃんを見ていると、一日の大半の時間を
眠って過ごしていますが、これは脳を育てるのに
必要な時間なのです。

このように私たちは生きるために眠り、
眠りがあるから生きていられるのです。

だからこそ、「不眠」という問題が
苦しく、傷みを伴う悩みとなるのです。



稲葉敦志