はじめまして、Ultimate K.Oと申します。
2009年に大手外資系コンサルティングファームに入社し、2015年に別の外資系コンサルティングファームに転籍、同年にマネージャーに昇進し、現在に至ります。業界は通信・ハイテクが長いのですが、近年は商社・物流・食品等幅広に手掛けています。直近は大手製造業の業務改革に参画予定です。
コンサルティングのお題は、新規事業構想から戦略策定・市場調査・PMI・業務改革およびシステム企画・要件定義といった所です。
さてこのブログですが、「お前の話は面白くないし、このままだと売れないと思うぞ」と先輩に言われたことを契機に開始しています。
私は2016年にマネージャーとして3つの案件を獲得しました。他のシニア・マネージャーが苦しむ中、若手マネージャーの私が平然と案件を獲得する。これはかなり痛快で、正直天狗になっていました。
ところが、2017年に主に商社を相手にIoT・AI・ロボティクスといったデジタル領域の案件提案を行いましたが、いずれもロストしました。私としては「俺の人間性と頭の切れ味は必ず売れるはずだ」と自負していただけに、少なからずショックでした。そして時間切れとなり、大手製造業の業務改革プロジェクトに入る事になりました。
私としては、他人が獲得した大規模案件なんて…、と非常に面白くない気持ちになりました。とはいえウィンしていれば済む話でもあります。また失注すると責任を他に転嫁する人がいますが、これは非常にかっこ悪いし成長に繋がらない。悔しさを素直に認めて、バネにして成長する事が必要だと思っています。自分が失注した原因を真摯に見直していきました。
見直すと、私の会話はワンパターンで、話の幅が狭く、雰囲気もペラッとしており、全く印象に残らない「賢くて感じの良いあんちゃん」程度だったと思えてきました。論理立てて説明はしているし、ロジックエラーもないつもりだったのですが、、それだけだと正直印象に残らないんですよね。
それでは、どういったコンサルタントだと一緒に仕事をしたいと思えるのだろうか。
ふと思い出したのは、2年前にIoTの課金計算・請求システム導入の提案準備をしていた際に面談した、サブコン候補と考えていたオービックの営業担当でした。彼は猛禽類の様な鋭い眼光を以て、こちらの魂胆を見抜く圧倒的なオーラがあり、容赦ない質問をぶつけてきました。他に大塚商会やJR系のSI会社等10社と面談したのですが、結局印象に残っているのはオービックだけでした。再び同じ案件が来た場合、私はまずオービックに連絡をするんだろうなと思います。
私には、オービックの彼の様な圧倒的なプレゼンスがない。この得体のしれないプレゼンス・ビジネスマンとしての迫力を「ドラゴニック・オーラ」と呼ぶことにしましょう。こうしたドラゴニック・オーラはどの様に手に入れられるのだろうか。ここが今の私の悩みとなります。
私がいうドラゴニック・オーラは、ジムで準備をしている熟練の警察官や企業経営者に多く感じる事があります。そして私ですが、所謂るろうに剣心の宗次郎や花より男子の花沢類の系統に位置する優男系の人間です。宗次郎はともかく、花沢類にドラゴニック・オーラはあまり感じない。宗次郎辺りも縮地の使い手であり、超一流の剣の使い手としてのゾクッとする迫力はありますが、企業の意思決定のコンサルティングは正直お願いしたくない部分がある。会社の命運をかけた改革であれば、やはり宗次郎ではなくて志々雄の方が安心感はあるんじゃないかと思います。
そして宗次郎にはなく志々雄にあるもの、これは強烈なカリスマでありリーダーシップだと思うんですよ。そして私にはこれが圧倒的に欠けている。私はビジョンや強烈なメッセージでなく、小器用なロジカルシンキングと感じの良い立ち振る舞いで売ってきたからです。これは作業者たるスタッフの売り方であり、人材派遣業の売り方です。
勿論、コンサルティングを行っていく上で、業界・会社の文化・風土・組織力学を素早くキャッチアップする技術は若いうちは求められます。しかし、ドラゴニック・オーラはそんな受け身な姿勢では身につかない。あらゆる業界・業種を相手にするからこそ、どこかで「個の打ち出し」に切り替わる必要があるんじゃないでしょうか。
それでは「個の打ち出し」とはどの様に醸成されるのか。私は田舎の中学校の学級委員すら務めたことがなく、リーダー経験は皆無です。どちらかといえば、器用な参謀役・気弱な兄貴役・やんちゃな弟役を使い分けながら組織の中で嫌われず、所々で気の利いたことを言ってワイワイやってきたタイプです。そんな私が今更「個の打ち出し」といってもね…と戸惑う部分はあります。ただ、それをやらないと先に進めない。なので、やるしかないと思っています。そして「個の打ち出し」の為の土台として、まずは考え続けるしかないんだろうなと思っています。
大変長くなりましたが、このブログはまさに私の思考訓練の為のサンドバックとなります。ブログというサンドバックを叩き続け、個の打ち出し力を確立し、ドラゴニック・オーラを身に付けていきたい。そんな私の思考訓練の場に、お付き合いいただけると幸いです。毎日更新します。