Ultimate ONE ~第八十八話~【オクトモアの神殿】
Ultimate ONE ~第八十八話~【オクトモアの神殿】~リサ達は無事にキャッスルバギーシティーの町はずれに到着できた~ハロウィン「ふぅ~。やっと出られたか~!ってここもバギーの中だけど」リサ「意外と振動が少ないのね。コミュニケーターのシステムに近い気がします」ハロウィン「ふ~ん…そうなんだ。私はなんかあの街が馴染めないのよね~」リサ「え?ハロウィンもコミュニケーターに行ったことがあるの?」ハロウィン「ちょっと散歩程度にね~」リサ「そうなんだ…」ハロウィン「そう…」…リサ「あ!」ハロウィン「な!なに?」リサ「それで、美味しそうなお酒は見つけた?」ハロウィン(ギク)ハロウィン「ん~…それが…缶酎ハイみたいのしかなくて」リサ「あ!それで塩レモンサワーだったんだ!」ハロウィン「リサの正解率がすごいんだけど」リサ「で…トノトさんにプレゼントしようと思ったけど、自分で飲んだと…」ハロウィン「う、う…あのお酒では…」リサ「トノトさんは喜ぶと思うけど、ハロウィン的には許せなかったのね?」ハロウィン「もっと…よろこんでくれる酒が…」リサ「ね!じゃ、私と探しましょう!」ハロウィン「え?いいの?」リサ「うん!私もやってみたかったの!えっと~神殿?」ハロウィン「神酒のこと?いきなり?」リサ「そう!面白そうじゃない?」ハロウィン「そ、そうかな?」リサ「それに、ここにもあるかもしれないし!」ハロウィン「ないないないって!」ガディオン「すまんが先ほどから飲む話をしているのだが、水はどこで飲めば?」リサ「そうね!ここの水の分析もしなきゃ」ハロウィン「リサの場合目的が違ってるし」スカイ「あ~…バーってところだろ?」ハロウィン「スカイはトノトの常識になってる」リサ「じゃ!バーを探しましょうか!」ハロウィン「リサ…大丈夫なの?」リサ「だって、リフレッシュするために隠れて来たのだもの!」ハロウィン「シークレットモードを解除しても大丈夫かな…」リサ「あ!じゃ~ハロウィンとガディオンさん、ノランだけ解除をして?」ハロウィン「それだと、私たちはリサを認識できないよ!」リサ「うん!大丈夫!」ハロウィン「どこまでも強いリサ…しかしそれではさすがに罪悪感が…」リサ「ハロウィンと通信機を使えばよいだけだから」ハロウィン「その手が!し、しかし…これは、私の試練か」リサ「試練?」ハロウィン「…摂理の逆転」リサ「ん?」ハロウィン「私たちをシークレットモードから解除してみて?」リサ「わかったわ!」…リサ「私以外のシークレットモードは解除できたのかしら?」リサ「ハロウィンみたいな優しい子は、今どきあまり見かけないわよね。だからこそ!いい酒を見つけてあげなきゃ!」機械を目にはめるリサハロウィン「あ!それ!クレイジーで酒屋を探した奴!」リサ「え?ていうか見えてるなら言ってよ!」ハロウィン「リサのシークレットモードと私たちの関係性に摂理の逆転を使ったのよ」リサ「あら!すごい!でも、私もハロウィン達を見えているけど?」ハロウィン「さすがリサね。私の摂理の逆転には相互対象と独立対象があるのよ」リサ「つまり、どちらもできるってこと?」ハロウィン「うん」リサ「ハロウィンすごい!天才!」ハロウィン「リサには言われたくないわね」ガディオン「どういうことだ?」ハロウィン「私たちにはシークレットモードを使用していない状態になれるって事よ」リサ「説明も上手い!」ハロウィン「あ…リオはこれをやっていたからレオンの存在も分かったんだわ」リサ「つまり、リオさんも摂理の逆転を?」ハロウィン「そうなるわね」ガディオン「す、すまないが…早く水を」リサ「あった!アルコールがたくさんある場所が!」ハロウィン「どこ?」リサ「ここから25kmくらいかな?」ハロウィン「フライトの魔法で行く?リサも認識できるから一緒に飛ばせるし」リサ「ん~。目立つから瞬間移動で行きましょう」ハロウィン「う…そりゃ、魔法も需要がなくなるよな」スカイ「なあ、リサ。その酒を見つけるスコープ…俺にくれないか?」ハロウィン「人から物を貰うのはよくないよ~!スカイ」リサ「あ、後でなら良いですけど、今はまだ使う可能性が…」スカイ「そんときゃ、俺が教えるから心配すなって!」リサ「はい。では…」ハロウィン「渡すのかよ」スカイにスコープを手渡すとドロドロと溶けだしてスカイに取り込まれたスカイ「アップグレード成功だな!」ハロウィン「すご!」リサ「ハロウィン理解が早い!私も理解したけど」スカイ「普通の飛行スライムは取り込んだ生き物をコピーできる。でもその飛行スライムを操っているのは半物体であるUFOである俺だから物質をもコピーできるって寸法さ!」ハロウィン「うん!理解してた!」スカイ「ちっ」リサ「で、では行きましょうか!」ガディオン「地上の人間は何を言っているのかよく分からんが…」シュン…シュン~リサ達は裏路地に来ていた~ハロウィン「なんか、いや~な。雰囲気じゃね?」リサ「一応…人気(ひとけ)が少ないところに移動したのだけど」スカイ「酒があるところは、そこの先を曲がってすぐだぜ」ハロウィン「スカイのその機能、トノトは喜びそうね」スカイ「専属の運転手が酒の場所を瞬時に分かるってな!」…リサ達は裏路地を進み酒屋に着いたハロウィン「バーみたいね」リサ「そこで水ももらいましょう!」ガディオン「にしても、ガラの悪そうな連中ばかりだな。殺気がすごい」ハロウィン「中の人の気が分かるんだっけ?」ガディオン「ああ…いざという時は俺が守るが充分に気を付けろよ」ハロウィンがバーの扉を開ける店員「いらっしゃいませ~!」客たちは楽しそうにがやがやとしていたガディオン「あれ?こんなはずでは」リサ「ハロウィンが感情を操作したみたいね」ガディオン「ほー!たまげたもんだ!それではみんなハッピーでござるな!」スカイ「俺の出番もなしか。のんびり飲めそうだぜ」ハロウィン「あんたたち…お金は?」スカイ・ガディオン「ない!」ハロウィン「リサと私の割り勘か…」スカイ「ハロウィンが人間を操作してタダにしてもらえばいいんじゃないか?」ハロウィン「するかよ」バーの店員が近づいてきた店員「何名様でしょうか?」ハロウィン「四名?」ノラン「クピ!」リサ「えっと~五名で!」ハロウィン「じゃ、四名ね」リサ「あ、そうだった」ガディオン「わ、わからん!」店員「かしこまりました~!一名様と三匹でご案内いたします~」ハロウィン「う…これじゃ…私以外全員魔獣かよ」席へと案内されたハロウィン店員「少し広いですがご自由にお使いください」ガディオン「すまないが、水をくれないか?」店員「あ、チェイサーですね!かしこまりました~」ガディオン「ここでは、水の事をチェイサーと呼ぶのか?」スカイ「おう!地上の常識だぜ」ハロウィン「スカイの常識って…」…そしてリサとハロウィンたちはしばらく酒を飲んでいたリサ「水の分析も済んだし、問題はなさそうね?」ハロウィン「さっきから水を気にしているけど何かあったの?」リサ「ここの濾過装置の部品がメディシティーの物だったので」ハロウィン「そっちか…やはりメディシティーを信用していないのね」ガディオン「しかし、このチェイサーは!美味いが、なにか燻製のような…」ハロウィン「キルホーマン・マキヤーベイ…ここの酒だったのか」リサ「つまり、バギーの街の中に畑や蒸留所を?」ハロウィン「自給自足をしている…のがむしろ自然よね」リサ「周りは砂漠ですからね!」ハロウィン「これ、トノトにプレゼントしたら喜ぶかも」リサ「あ!そうね!これならきっと喜びますよ!」ハロウィン「売ってる場所を聞いてみるか」ハロウィンが呼び出しブザーを鳴らす店員「は~い!」店員が寄ってきたハロウィン「この、キルホーマンというお酒…どこで売っているか知ってますか?」リサ(あら?ハロウィンが敬語を使っている)店員「ああ~キルホーマンは最近できた蒸留所で作られた、ここの特産品です。酒屋にいけばどこにでも売っておりますが…」ハロウィン「ん?言葉を濁しているな」ガディオン「気になったのだが、先ほどの殺気は何が起きたのだ?」ハロウィン「それ、関係ある?」店員「殺気?ああ~先ほどはあそこに座られているジライ御一行様が店で暴れられておりまして!」ハロウィン「ふ~ん」ガディオン「なんなら拙者が解決してもよいぞ!」スカイ「おい、おまえで解決できるのかよ」ガディオン「斬る」スカイ「ダメだこりゃ」店員「お気持ちは嬉しいのですが、火に油を注ぐようなものでございます!なにせ彼らの長は不死と聞きますので」ガディオン「不死だと?死ぬことがないという事か?」店員「なんでも、その長であるジライというかたは、3000年も生きていると言われています」ハロウィン「なんだ…若いじゃない」ガディオン「斬っても斬れないでござるか?」ハロウィン「3000年も生きていれば事故の一回くらいは起きているはず…それで死んでいないのであれば、怪我の耐性を持っているか…あるいはどこにも出かけない引きこもりか…後者は考えない方が良さそうね」リサ「あ、ハロウィン!その方たちはこの土地の人なのか、もし違うなら彼らの目的を聞いてもらえる?」ハロウィン「そうね…今までのリサの経緯を考えると、この土地の人間とは考えにくいけど」リサ「できるなら問題は避けたいもの!」ハロウィン「店員さん、その方たちは何故暴れていたのかしら?」店員「ああ~彼らは神殿を荒しに来てね。そこには "オクトモア" という神酒が祀られていると言われておりますけど、誰もその入り口を開けたことがなく…」ハロウィン「それで?」店員「彼らも開けられず、開け方を教えないを街の人間を全員を殺すと…」ガディオン「それでか…」店員「神殿の入り口を開けられるものはこの街の神と言い伝えられておりますが、あのような人たちが神であるはずがありません!」スカイ「で、その不死ってヤツはここにいるのか?」ハロウィン「どうして?」スカイ「ああ、俺もその不死ってのと会ったことがあるんだが、確かにヤバい奴だったからな」リサ「レヴナントさんみたいな人達が他にもいるって事よね…世界ってすごいな~!」ハロウィン「感心してる場合かよ」店員「ああ、それが…ここには来ていないようでして…しかしその手下も我々では太刀打ちできないほど強く。あ!今は何故か機嫌がよくなったみたいですが」ハロウィン「つまりパシリか!」ガディオン「拙者が斬るか?」ハロウィン「いや…」そういうとハロウィンはジライの手下たちが座っている席へ行ったスカイ「お、おい…」店員「き、危険ですよ!」ハロウィン「ちょっと、あなたたち!」ジライの手下「あん?」ハロウィン「そろそろ帰った方が良いんじゃないの?あんたたちの長の元にさ」ジライの手下「あ、ああ~そ、そうだな!入り口が開かないことを報告しなければいけないしな!」ジライの手下「みんな!帰るぞ!」ハロウィン「お金は払いなさいよ」ジライの手下「あ~!もちろんだ!」そういってジライの手下たちは帰っていったガディオン「ふぅ~。ひやひやしたでござる」スカイ「ハロウィンなら大丈夫だろ」ハロウィンが戻ってきたハロウィン「どう思う?リサ?」リサ「もちろん!行きましょう!」スカイ「ん?どこに?」ハロウィン「神殿に決まっているじゃない!」~そして、神殿に向かう事を決意したリサとハロウィンだった~~ジライのアジト~ジライ「あ~。酒が切れた…つらたん~あいつら遅い…」通信機が立ち上がったジライの手下(ジライ様!いま良いでしょうか?)ジライ「酒…手に入れたの?」ジライの手下(い、いえ…それが入り口が開かず入ることができませんでした)ジライ「じゃ~なんで連絡してきたのよ…このクズ」ジライの手下(それが直接お伝えしたいことがありますので)ジライ「来ないで!早く酒持ってきて!」ジライの手下(い、いやそれが…どうしても直接お伝えしなければと思いまして)ジライ「誰とも会いたくない!早く行ってよ!」ジライの手下(と、言われましても…と、とりあえず向かいますね)シュンジライ「く…クズが」シュンジライの前に現れた手下ジライ「な…なによ…」ジライの手下「ジライ様…」ジライ「遅い!殺すよ!」ジライの手下「おと…」ジライ「?」ジライの手下「おと…とい」ジライ「…イライラしてきた…」ジライの手下「おととい来やがれこのゲス女!」ブシャ!ジライの手下はバラバラに引き裂かれ殺されたジライ「魔法?だ…誰よ…誰なのよ…」ジライ「こんなに酷いことを私に言うヤツはーーーーー!」