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ご訪問いただき誠にありがとうございます。

まだまだ至らない点も多いですが、読んでいただいた方に楽しんでいただきたくて、全身全霊で作品作りに取り組んでおります。

少しでも皆様が "楽しい" と感じていただけるよう精進いたします。

 

毎回ストーリーを読みに来てくださる方々には感謝しありません。

とても励みになります。

 

これからも Ultimate をよろしくお願い申し上げます。

将来的にアニメ化を目指しております。

 

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by miki tonoto 

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原作 : キャラクターデザイン 神酒 とのと

製品版リライト : 文章修正       福田有人
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【変更事項】

ストーリーをより楽しくするために設定変更があり、キャラクター名に変更がございます。

順次修正していくので今しばらくお待ちください。

 

・元 ルシファー→リオ・カーニバル(リオ)

・元 ヘカテー→ディア・デ・ムエルトス(ディア)

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Ultimate ONE ~第七十三話~【魂胆】

 

~リサ達はスムーズにメディシティーへ侵入することができた。おそらくウエピナが人体実験に絡んでいたからであろう…スレンの心臓のありかを知ったリサは、一度秘密基地へ戻りキャッスルバギーシティーに向かう準備をすることにした~

 

ギブ「こ、ここが秘密基地か…何かのエネルギー物質の中にいるようだ」

 

リサ「さすがギブさん!ここは魔力で作った空間の中にある施設です」

 

ギブ「魔力!やはりその技術は存在していたのか」

 

モエ「メディシティーでは魔力なんて初めて聞いた!みたいな素振りだったけど?リサさん?」

 

リサ「はは、そうね。嘘はいけなかったわね」

 

ギブ「いや…あの対応…さすがリサ。という感じだったぞ」

 

リサ「ちょっと気になったのが…」

 

ギブ「なんだ?」

 

リサ「メディシティーの研究員さんは最初ホーリードレイクの話を持ち出したのに、スレンさんの心臓の話に切り替えた…少し不自然ね」

 

ギブ「リサの技術は手が出るほど欲しかった…が、話すことができない何かがあった…」

 

リサ「研究が成功すれば病にかからない予防薬ができる…ゾンビに噛まれてもゾンビ化しないとか」

 

ギブ「ドランクシティーはパンデミックによって滅びたと聞く…メディシティーが絡んでいたとすれば…」

 

リサ「だとすれば、ウエピナも…でも、今のところは憶測でしたかありませんね。さあ!ギブさんみんながいるはず!バーに行きましょう!」

 

モエ「私もお酒を楽しめる身体になりたいな~!ギブ!」

 

ギブ「む。難しい要求だな」

 

 

~秘密基地 闘技場~

 

マキマキ「ファイア!」

 

 

 

タケル「そう来なくっちゃ!」

 

タケルは飛んできた火の玉を掴みそのままマキマキに押し込んだ

 

ボン!

 

マキマキ「あちち!」

 

タケル「油断しちゃいけないぜ!」

 

マキマキを倒しながらチョークを極めるタケル

 

マキマキ「う…うそだ…」

 

カクン

 

タケル「うし!」

 

気を失うマキマキ

 

タケル「さぁ!さっさと起きてもう一戦やろうぜ!」

 

マキマキ「は!ケホケホっ!もう!タケルに勝てる気がしないよ!」

 

男「これは…すごい…」

 

男が近づいてきた

 

マキマキ「闘技場の中は登録した人間以外は出入りできないはずだぞ?誰だ?」

 

レヴナント「私ですよ」

 

マキマキ・タケル「ん?誰?」

 

レヴナント「レヴナントですよ!」

 

タケル「おおお~!マスクとったのか!」

 

マキマキ「いや、というかゾンビじゃなくなってる!」

 

タケル「リサに治してもらったのか?」

 

レヴナント「いえ、私は自分で神聖魔法を覚え、ゾンビ化を一時防いでいるのです」

 

タケル「すげぇ!レヴナントさん!魔法も使えるのか!」

 

レヴナント「そういうタケル君も、オーラ使いじゃないのに液体生物のマキマキ君に攻撃を与えるとは!しかも、魔法を掴んだようにも見えました」

 

タケル「ああ、マキマキと戦っていたら魔法を殴れるんじゃないか?と思ってやってるうちにできるようになったのさ」

 

マキマキ「普通はできるようにならないよ!その後コツをつかんだように俺の身体も掴めるようになるし」

 

レヴナント「普通の人間も、実体のないものを掴めるようになるのか…」

 

マキマキ「レヴナントさん!タケルは普通じゃないよ!」

 

レヴナント「あ!そうでした!ははは…」

 

タケル「何を言っているんだ!マキマキ、おまえのおかげだろう?」

 

マキマキ「へへ…でも…しんどいことさせ過ぎだよ!もう!懲りた!」

 

タケル「これで、ワイズマンの魔法も何とかなりそうだな」

 

レヴナント「タケルさん…あの頃から比べて想像を絶するほど強くなったように思えます」

 

タケル「そうか?ずっとここでトノトさんのペットたちと戦い続けていたからな」

 

マキマキ「引きこもりが…」

 

タケル「わりぃ」

 

レヴナント「皆さんも心配していると思いますので、そろそろ出られては?」

 

タケル「あ、そうだな!」

 

 

~秘密基地のバー~

 

カッサン「うい~。温泉で湯あたりしたのか、酒に酔ったのか分からなくなってきた」

 

アスカ「温泉の中でも、ず~っと飲んでいましたしね!」

 

モブ「く…くそう…」

 

シャボン「なんでモブさんが悔しがるのですか!」

 

モブ「なんで俺は男に生れて来たんだろう?」

 

シャボン「根が男だからでしょうが!」

 

レオン「!!ま、マジか…」

 

グレイダー「レオン、どうかしたかにゃ?」

 

レオン「タケルの野郎…」

 

ハロウィン「魔力も感じるわね」

 

レオン「それはマキマキだな…あとはレヴナントか」

 

ウィーーンと音を立ててバーのドアが開く

 

モブ「タケルとレヴナント…それに魔獣じゃなぁ~…って!リサじゃないか!それにモエちゃんまで!」

 

リサ「はは…ギブさんという男の方も連れてきているのだけど」

 

モブ「すまん。見えなかった」

 

シャボン「こら!」

 

カッサン「え?ギブさんて、あのコミュニケーターのプログラマーで有名な?」

 

ギブ「あ…皆さんあのときはすみませんでした」

 

モエ「あれは、私が悪いんだ!」

 

ギブ「しかし!それをプログラミングしたのは私だし」

 

シャクリュウ「まあ、あの時の話はいいって事よ。とりあえずの飲んで忘れようや」

 

カッサン「シャクリュウさん、一番関わってないし」

 

ギブ「カッサン?君までここにいるとは」

 

カッサン「クレイジーは居心地悪かったし」

 

ギブ「君がクレイジーにいたことも初めて知ったよ」

 

リサ「あのう、トノトさん?ギブさんにも何か飲み物を」

 

トノト「ふむ。君が好きな酒はなんだい?」

 

ギブ「実は…バーで飲むような酒は飲んだことが無くて」

 

モエ「家で缶酎ハイを浴びるように飲んでたよね?やけ酒で」

 

ギブ「こら!モエ!余計なことを」

 

トノト「では “未来のレモンサワー” なんてのはどうだろう?」

 

ギブ「レモンサワーの缶酎ハイならよく飲みます!」

 

トノト「でわでわ」

 

缶をギブに渡すトノト

 

レオン「トノトが缶ごと渡すだと?」

 

モブ「というか、そういう酒もあるところがこのバーの末恐ろしいところだぜ」

 

トノト「清濁合わせ飲んではじめて本当の酒飲みさ」

 

ギブ「では、遠慮なく」

 

プシュ

 

シュワっと泡が立ってきた

 

ギブ「すっきりしていて…これは飲みやすい酒だ」

 

トノト「缶ごと渡した意味も分かるだろう?」

 

ギブ「ええ。レモンのスライスが入っていてふたを開けた時に浮かび上がってきました」

 

カッサン「ずるーい!トノトさん!私にもそれ飲ませろ~!」

 

ウィーン

 

リサ「あ、タケルさん達!」

 

タケル「よ!」

 

レオン「見違えたな」

 

ハロウィン「魔力とは違うんだけど…なにかを感じる…」

 

レオン「ハロウィン、おまえも感じたか」

 

マキマキ「タケルには魔法が効かないんだ」

 

ハロウィン「マジで?」

 

リサ「魔力とは違う人間には認識できない技術ってこと?何かしら?」

 

ハロウィン「魔力をダークエネルギーだとすれば、その逆…みたいな?」

 

リサ「ライトエネルギー…とでも言うのかしら。興味あるわね」

 

ギブ「く…情報量が多すぎて私にはついて来られない」

 

シャクリュウ「まあ、考えても分からない時は飲んで明日考えようぜ!ギブ」

 

カッサン「親友感出すの早っ!」

 

トノト「で、リサ君…メディシティーでは、なにか収穫があったのかい?」

 

リサ「ええ。スレンさんの心臓がある場所を」

 

バウンサー「なんだと?」

 

リサ「キャッスルバギーシティーと言うところにあるらしいのですけど。方向しか分からなくて」

 

モブ「飛べばいいってことか」

 

シャボン「キャッスルバギーシティーか…なんかワクワクしますね!」

 

タケル「お?俺も行きたいな!」

 

レヴナント「それは頼もしい!」

 

グレイダー「タケルは俺も勝てなくなってきたしにゃ!」

 

バウンサー「…聞かなかったことにする…」

 

リサ「フライングバギーの自動運転を完成させたいところよね」

 

ギブ「では!それを私に任せてもらえないだろうか?」

 

カッサン「え、コミュニケーターの有名プログラマーがスポンサーとは!」

 

リサ「途中まではウェブさんがやっていてくれていたのだけど、プログラムの引継ぎって大丈夫かしら?」

 

ギブ「モエをベースに改善してみる」

 

モエ「つまり、私が操縦するって事?」

 

ギブ「ダメだろうか?」

 

モエ「いいじゃん!いいじゃん!行ったことがないところに行くの楽しそう!」

 

トノト「プログラムの修正も含めてAIにやらせて、モエさん自身が操縦する。確かにいい考えだ」

 

ギブ「では!」

 

トノト「しかし、リサさん。この方をおかりして良いのでしょうか?」

 

リサ「もちろんです!ね?ギブさん?」

 

ギブ「はい!」

 

リサ「あと、トノトさん?スレンさんにお伝えしたいところだけど。単独で行動されては困りますので内密にしてほしいのです」

 

トノト「そうですね。まだ心臓があるという証拠を得ていないのなら、言うべきではないでしょう。実際に手にしてからでなければ」

 

リサ「ありがとうございます!」

 

トノト「スレン君はまだ神酒を飲んでいないという事なので、届けに行こうとは思っていましたけどね」

 

みんな「マジか!」

 

 

~そして、終わりのない飲み会が始まったのである~

 

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【今回登場したお酒】

 

未来のレモンサワー

 

 

 

 

独自のフルオープン缶を使用することで、レモンスライスが浮き上がる様子とともにレモン由来の豊かな香りが楽しめます。

そのまま食べることもできる本物のレモンスライスが入っているため、レモンの個体差や飲むタイミングにより1缶ごとに異なる味わいを感じることができます。

 

レモン由来の果実味たっぷりな風味と適度な酸味と苦みが調和した味わいが特長の「オリジナルレモンサワー」

サワー液に糖・香料不使用※3でレモンの自然なおいしさが味わえる「プレーンレモンサワー」

 

上記二種類を販売しています。

 

オリジナルレモンサワーがリキュール類なのに対して、プレーンレモンサワーはスピリッツになるのも面白いですね。

6月11日 ※予定数量出荷次第終了の製品で東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県でのみ販売

 

自然な味わいの美味しいレモンサワーなのでいずれ全国発売して欲しい逸品 by 神酒トノト