記念すべき第10回目の感想文は。
「二人のガスコン」上中下巻
作、佐藤賢一
です。
近年私的に続けております、直木賞作家を積極的に読んでみようキャンペーンのお一人です。
「ジャガーになった男」「傭兵ピエール」「王妃の離婚」など、中世ヨーロッパ特にフランスあたりのお話が多いのですが。
なんと、「女信長」の作者でもあります。
で、「二人のガスコン」ですが。
作者得意の中世フランスが舞台。
ルイ14世が王位をついだばかりのころ。
ある有名な二人のガスコンが出会うところから話は始まります。
ひとりは、元銃士隊所属シャルル・ダルタニアン。
ひとりは、巨鼻の詩人シラノ・ドゥ・ベルジュラック。
フランス大衆文学史上三本指に入るであろう主人公の内の二人でございます。
確かに、活躍した年代が重なっており、しかも二人とも実在の人物がモデルとなっていることから。
会っていてもおかしくは、ありません。
かたや銃士隊が解散し不本意な仕事をこなす日々、かたや出す本出す本まったく売れない貧乏暮らし。
そんな二人に宰相マザランからとある依頼がある…その依頼、どうも何か裏があるような…
という導入。
いやいやいや、「三銃士」と「二十年後」との間に位置するわけですが、もう本家に負けないチャンチャンバラバラ陰謀術数最終的にオトコの話、みたいな感じです。
これはホントに面白かった。
三冊三日で読みましたから。
痛快娯楽大作を読みた~い、という方は、是非。
最後に、ガスコンというのは、ガスコーニュ出身者ということらしいです。
この地方は熱い男が多いらしいですよ。
あとは、本編を読んでみてくだされい。