サグラダファミリアは悪魔だった説 | クルミアルク研究室

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こんにちはー。

サグラダファミリア

UnsplashZhiyuan Sunが撮影した写真

 

Twitterで仲良くさせていただいている、えぬさんからこの記事を知りました。

 

2ページ目から引用します。

 

1984年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録され、2010年には当時のローマ教皇ベネディクト16世が正式に教会として認定した。

実はこの聖堂が137年の間、違法建築だったことも分かり、19年にバルセロナ市が建築許可を出した。当局は16年に初めて、建築計画が許可されていなかったという「異常」を認識していた。

これってさ。建築当初から違法だった、それを市当局が認識してなかったという点はスペインだよなーで済ませるとして。

「2010年に教会として正式に認定」って、じゃあ何? それまで悪魔の建物だったってこと? イエスキリストの塔とかも作っているのに??

 

うがった見方をしますと、キリスト教側はこの建物とってもウザかったんだろう。

芸術だなんだ言ってデカイのぶったててるイカれた奴の建物、神の名前を勝手につかってる「バベルの塔」みたいな扱いをしていたんじゃないかな。

それをユネスコが認めたから、重い腰を上げて教会として認めざるをえなくなっちゃった、みたいな。

 

たしかにキリスト教側が警戒するのもわかる。

『チ。』みたいなマンガ出てきたら、神の教えが誤解を招いているって捉えたくもなっちゃうでしょう。

 


大分前の作品ですが、クルミアルクはちゃんと8巻まで買って読破しました。著者の圧倒的画力、中世の再現力にはただただ驚嘆。

でも正直、キリスト教側に同情したくもなった。たしかにそういったことは史実としていくらかあっただろうけど、「ちょっとこれは推測すぎねえ?」みたいな箇所もちらほら見られたから。

そのあたりはこの書評が詳しいです。クリスチャントゥデイ、よくぞ書いてくれました。

 

 

この物語は現代のキリスト教界、そしてその中で信仰者が現代性と宗教性のはざまで抱かざるを得ない「違和感」を見事に言い当て、しかもそれをどう乗り越えていったらよいのかを大胆に指し示している。

本当にそう。キリスト教側が変わらないと信者は増えないよ。

さっきのサグラダファミリアに話を戻すと、ガウディは建築当時どうやら教会側に疎んじられていた。悪魔呼ばわりされていた可能性は否定できない。「みげか診断」的にいえば、未来創造型のやることって過去再現型=統制側=教会側にとって脅威であり破壊の象徴だからね。

それが、百年経って世界的権威であるユネスコが文化遺産として認めると、今までの主義主張をコロッと変えて教会として認めた。

「神様のみ旨は永遠」って言いながら、「神様の言葉をつたえる者」として百年振舞ったあげくに意見を180度変えた。

これがあと10年20年経ったら、クリスチャンを名乗る信徒や牧師・司祭たちがこんなこと言い出すよ。

「ガウディの才能は神が授けた賜物だ!」

 

ノンクリスチャンたちがこの記事みたらどんな反応するんだろうね?

 

クルミアルクは「みげか診断」を知ってほしいだけです。アルファポリスにちまちま綴っているので、読んでください。診断についてはリンクをたどってみてね。3つのタイプがそれぞれの持ち味を生かして世界を作っていく。「誰かが正義」じゃなくって、「みんな違ってみんないい」をぜひ体感してほしい。

 

 

記事は以上となります。

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小説「わたまわ」を書いています。

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