育休明けの時間は、同じ子育て経験者同士でも差があります。そして、同じ立場の人ほどお互いを理解していないケースが多いです。ここに注目すると、時間短縮の方法が分かります。
育休に関する理解ですが、たとえ会社に復帰できた人を、これから復帰しようとしている人が参考にしても同じようにできるものではありません。
権利があるとはいえ、育休や時短勤務をして、会社復帰しても、これまで迷惑をかけたことで立場が弱くなります。これが育休した人みんな同じと思うのが間違いなのです。迷惑のかけ方で、会社復帰し安くなるかが変わってきます。育休や時短勤務をしていても、会社の人が困っているときにいつでも駆け付けられる体制が取れることが双方の認識であったかどうかなのです。実際にやった・やらないは関係ありません。
これは気持ちで乗り切れる問題ではなくて、置かれた立場や環境が原因の回避できない問題なのです。
近くに夫婦両方の親が住んでいて暇をしている主婦と、身寄りのない主婦では対応力に差が出るのです。それは本人が、やってみないとわからない事なので、「日頃の行いが悪いから」「準備が下手だったから」と周囲も自分も思ってしまい、頑張ってしまうのです。
だから、誰かはできたのに、私ができなかったから、復帰後はもっと効率的に子育てと仕事を両立しなきゃと思ってしまいます。でも、考えてください。子育てと仕事をしている人が効率悪く動いているわけがないですよね。
前回述べたように、育休制度には無理があるのです。なまじ同じ会社でうまくいった前例があると、後の人はどんどん苦しくなるのです。同じ子育てでも、時代背景やサポート事情によって取れる時間が違うのです。そこを同じ時間で枠を決めてしまう制度があるために、会社復帰の思いと、周囲の目線に苦しめられているのです。
会社復帰しようとしている主婦で効率よく仕事していない人はいないので、周囲は逆に落ち着かせてあげればいいのです。また、重要なのは仕事を時短してはいけません。仕事はベストな時間をかけて落ち着いて行うものです。むしろ周りの時間を持て余している同僚よりも、ゆっくり丁寧に一つ一つの仕事をこなしましょう。最初は仕事時間が足りなくなるので、悔しくても、頭を下げてでも周囲にお願いするしかないのです。
これを理解してくれない周囲の同僚は、ほぼ全員だと思ってください。それでも、それが最終的に会社全体の時短になるのです。これができるあなたに対し、「彼女は仕事を残すけど、彼女のやった仕事はチェックしてもミスがないので、結果的に彼女のおかげで仕事が早く終わるよね。」という言葉が出ない会社があるとしたら、仕事レベルが低い会社だと思います。そんな会社ほど、時間が余ってさぼっている同僚が多いはずです。
周囲の目を信じるのではなく、自分の仕事ぶりをほめてあげてください。誰よりも時間をかけて丁寧に仕事することが、結果的に子育ての時間をとれるようにしていけるコツだと思います。
現在の仕事はA.I.化が進んでいます。馬鹿にされながら時間をかけて丁寧に仕事をこなしていくと、数か月で1時間かかっていた仕事がものの5分でできるようになります。こっちの道を目指しましょうということです。
もう一点、仕事は時間がある人ほど丁寧にしなくていいのです。彼らには指摘されてからやり直せる時間があるからです。逆に、時間のない人はその余裕を削ることに努力が必要です。指摘が減れば
訂正に割いていた時間を空けられます。