好きな人に素直に告白できない人は多いと思います。本当に好きな人と結婚できない人も多いはずです。これは自由恋愛のゆがみも影響していると思います。
日本では古来より、合理的な恋愛が主流でした。いいなづけ、戦略結婚、お見合いなどの文化で、子供のころから慣れ親しんだ環境の提供という合理的な家族間の交配が行われてきました。それがいつしか自由恋愛となり西洋の方式を取り入れ、恋愛結婚が誕生したのです。
しかし、西洋の恋愛事情は「個」の責任において行われますが、日本では「家」が重要な要素を占めています。
イギリス皇太子が町のウェイトレスと結婚しても祝福されるのに、日本の皇太子が村の食堂の娘と結婚するところは見たことありませんし、おそらく祝福はされません。
順をおってお話します。
①育ちが違うと、習慣が違います。→習慣が違うとお互いの行動に違和感を覚えます。→相手への違和感が 増えるともめ事が多くなります。→生活が安定できなくなります。
②育ちが似ていると習慣が似ています。→習慣が似ていると家族の理解も得られます。→家族の理解が得られると家族で助け合いができます。→家族で助け合いができると安定はしますが口を出されます。
この①②は西洋、東洋にかかわらずいえる事です。
西洋では、①②で起きるトラブルも含め、結婚は自己責任なのです。「好きになった」ことが運命だから、親兄弟や子供の性格や持ち込むトラブルを選べないし避けられないように、家族の配偶者も選べないという感情なのです。だから、トラブルが起きても本人が責任をもって解消しなければならないのです。
新しい家族(妻)が周りの家族にどれだけ気が合わなくて、家族には関係ないのです。そんな家族とどう喧嘩しようと新しい家族(妻)への責任は本人(夫)なのです。
ここに成り立つ西洋式自由恋愛があるのです。
日本では①②で起きるトラブルはできるだけ回避した方が良いと考えます。だから、家柄が同じことが運命なのです。また、自由恋愛でも家族に気を使います。そもそも育ちが違うのに、無理してどちらかの家族に気に入られようとします。そこが多くの喧嘩の原因になるのです。日本では近年においても、お見合い婚活がうまくいく理由がここにあります。つまり、日本の結婚には、本人同士の相性がいいのが重要であり、相性が悪ければ家族を巻き込んでしまうのです。感情だけで結婚できない事情があり、周囲の目を気にしなければならないのです。
ここに成り立つのが日本式自由恋愛です。
燃え上がる好きという感情は、育った環境は関係ありません。だから、西洋式よりも一歩踏みとどまらなければならないのが日本式自由恋愛です。だから、感情に素直になれない事があるのです。
ちなみに、西洋の離婚は自己責任です。だから慰謝料も莫大です。日本は感情を優先した結婚(相性を優先しなかった結婚)による不調和音の離婚です。だから両家族もろとも、責任はお互い様という気持ちになるのです。だから慰謝料がほとんどなくても納得してしまうのです。
とはいえ、人は破滅してでも末代まで責任を取るくらいの恋愛結婚にあこがれるものです。