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ウルブリヒトのメモ帳

建築、城郭、鉄道から街の地歴などなど

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バス待ちの際に見つけた古庁舎。元中河内郡龍華町の町役場である。(「りゅうげ」と読む)
現在は八尾市の龍華出張所となっていて、今なお現役である。
八尾市は、昭和23年4月に、この龍華町を含む5町村が合併して誕生した。戦後の新制市である。

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で、この庁舎はいつのものかは分からないが、とても年季の入った建築である。
古典主義的な様式から脱却したモダン庁舎。地方の小自治体のものとしては、早い時期
のものと思われる。殆ど手が入れられてなく、外観は創建時と変っていない模様。
柱なぞ細く華奢である。大地震が来たらひとたまりも無い。
でも、こんな古いものがそのまま残っているなんて珍しい。よくぞ残っていた。支所なりゃこそ。

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打って変わって、こちらは八尾市本庁舎。

ほー、こりゃ予想外の立派さ。他市も羨む高層一体型。出張所とのギャップに驚き。
もし職員ならば不公平に感じるだろうな。



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さてさて、龍華出張所の近くには“大聖勝軍寺”と言う、とても勇ましい名の古刹がある。
古い話だが、なんでも聖徳太子が物部守屋と激戦を交え、九死に一生を得た地であるらしい。
境内には、信貴山の朝護孫子寺本尊と対になる毘沙門天も祭られている。

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余談だが、この大聖勝軍寺は俗に、下之太子と呼ばれている。
で、他に、中之太子の野中寺、上之太子の叡福寺があって、上中下を合わせて三太子
とされている。八尾市の南東にある南河内郡太子町ってのは、上之太子こと叡福寺に由来
しているとのことだ。近鉄南大阪線の上ノ太子駅が最寄の駅。なるほどねぇ。初めて知った。

前回に続いて、建築家の自邸ミニ紹介。

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画像は、目黒にある土浦亀城の自邸。
持ち合わせ画像がスナップ写真しかないのでいささか画像が貧弱だ。

モダニズムによる都市型住居の先駆とされるこの家。前回の安井武雄自邸と同じく、ここでも
実験的にモダニズムとしての要素を取り込んでいる。

そもそもは、鉄筋コンクリートを想定した設計だったのだが、木造建築として実現した。
安井武雄邸も全く同じであり、興味深い。

この洗練されたおうち、前までは行ったことがあるが、お住まいであったので、中には
入ったことが無い。が、有名なので邸内はよく紹介されていて有名だ。
詳細を掲載されたサイトを貼っておく。

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西宮市雲井町(夙川)にあった安井自信の自邸。昭和6年(1931)。
インターナショナルの様な雰囲気を漂わす楽しい住宅。

建築としての試みを実践したとのことだが、確かに、丸窓などいくつもの種類の窓を設けているし、
水平ラインを意識した軒があるかと思えば、地面から天端までツライチの壁面もあったりと、
モダニズムの要素がふんだんに盛り込まれている。

残念ながら現存はしていないが、興味ある住宅建築なのである。


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京都競馬場

昭和13年(1938)安井武雄による設計。
様式は、特定されていないとのことだが、ダイナミックな構成と、放物線の様な曲線から
表現主義建築の様に感じてしまう。文具の2穴パンチを連想したぞ。
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このスタンドを覆う大屋根。途中に柱が無い片流れで、これだけ大きなものは、
当時、稀有だっただろう。残念ながら、しばらくして戦争のため金属回収で撤去されたらしい。

スタンドの両端に取り付けられた連続ガラス窓が競馬場にしては、いかにもお洒落な感じである。
風除けに取り付けられたのであろうが、とてもよいアクセントになっている。