今日も仕事の帰り道

いつもより、早めの時間のバスに乗って

窓際の席に座って、外を眺めてた

いつもと同じルート

ゆっくり辿っていくタイヤ

そして、見つけた

大きなガラスの向こうで

わずかな灯だけをともして

沢山の本に囲まれて

弾いていた

アコースティックギターを

聞こえない

聞こえない

君は、ギターを弾いているのに

二枚のガラスが邪魔をしている

聞こえない

聞こえない

私の耳につけたイヤフォンから流れるメロディも



iPhoneからの投稿
忙しくて、ろくに会えなくて

それでも、時間を無理矢理作って

今日みたいな夜を二人で過ごす

久しぶりに会える日は、すごく嬉しくて

私ばかりが、はしゃいでいる 

別に会えなくても良かったのかな?って思ってしまう

だけど

君の胸に飛び込んで

驚かそうとして

顔を上げて、笑いかけようとしたけど

君の

大きな手が私をしっかり

掴んでいて

また、君の腕の中に引き戻される

あぁ、そうだよね。

君は私に会いに来てくれたんだ
聞こえている

ずっと

聴こえているよ

君の声 君の鼓動 君の呼吸

僕の瞳の奥を少し覗いてみて

たくさんの色が、混ざって

渦巻いている

あぁ 動き出した

止まっていたはずの

僕の心の時間は

今 動き出した

加速していくよ

ちゃんと責任とってよ

走る 走る 心は踊る

アスファルトが粉々になっていく感覚

走る 走る 心が動く

風を鋭く切って、空間がひらいていく感覚