どうしたって、追いつけないような所に

いつもあんたは笑って立っているんだ

僕の手の中に掴めそうで掴めないもの

簡単にあんたは、手に入れて笑っている


こうやって惑わされていくんだ

この世界の人間も僕も

あんたの巧みな戦略に

いいように踊らされている

なんて滑稽、だけど、僕も君もそれがないとダメなんだよな。
この世界が深い緑に染まる頃

僕は唇を少し渇いた舌でなぞる

失いかけた、あの日聴いた旋律

瞳を閉じて 空気に乗っけてみる

花が揺れて、教えてくれる

美しい過去はまだ色褪せていないってことを

虫も歌って、答えてくれる

儚いものはまだ、此処で生き続けているよって

僕は、いつも目を背けて怖いものから逃げようとする

君に出会って少し考え直したんだ

小さな傷、大きな傷。風が追い打ちをかける

うつむいて、拒絶したってなにも解決なんてしないだろ

僕の右手を握って、君が笑いかける

一人でいる事の無意味さを無言で僕に教えてくれる

傷が失くなるわけでもない

簡単に解決するわけでもない

僕自身が大きく変化するわけでもないけど

君が傍に居る


今日という日はあっとゆう間に過ぎて、

もう昨日に成り下がった

明日という今日は勝手に私を呑みこんでいく

そんなことを考えてたら、

目を閉じるのが怖くなった

一度も観たことのないハリウッド映画

チャンネルをあわせたまま、ボリュームを下げて

電気を消して、ネットサーフィンを始める

そうして、一分を体感する

誰よりも一秒を長く感じたい

流されたくない 

留まっていたい

操りたい

だけど、このままでいたくない

矛盾ばかりが、渦巻く真夜中

そんな時 窓をあけて、そっと見上げるんだ

空に光る星達

もうすでに消滅している彼らは

尚も美しい

今、この世界に溢れている、無駄だらけのネオン

星を前にしたら、健気にさえ見える

あの輝きが欲しくて

あの儚さが欲しくて

あの美しさが羨ましくて

そうして笑って、私自身をちゃんと理解する

虚しさの底に、暖かいものが隠れている

また、会いたいから、もう少ししたら眠るよ