更に鶴来駅から石川線の終点である加賀一の宮駅へ向かいます。
金沢市内・野町から鶴来までは、約1時間に2本、
その先の末端となってしまったこの区間ではそれが半分の頻度で、運転されています。
この区間で乗ったのは、元京王帝都井の頭線3000系。
こちらも電装品などは電圧の違い故にかなりの換装率の高さがある模様。
もともとの3000系車両時代の「東急車輛」の製造銘板と車体のステンレス鋼の利用に関するバッド社のライセンス使用についての表示が残されています。
●鶴来から加賀一の宮は約2.1キロ。
加賀一の宮はかつて白山登山へも利用されていた、北陸鉄道名金線への接続駅でもありましたが
お正月の白山比咩(ひめ)神社への参拝のお客さんを除くと
通常の利用者数の減少が激しく、この区間の廃止に関する申請が北陸鉄道から出されています。
http://www.hokutetsu.co.jp/infomation/news1022.htm
(蛇足ですが、鶴来駅もかつては北陸本線・寺井駅方面への路線・北陸鉄道 能美線への接続駅でした。)
現在の加賀一の宮駅は単線にホームが1本の、無人の折り返し駅となっています。
鶴来駅に飾られていたかつての写真を見ると、以前はかなり栄えていたようではあります。
駅舎と駅前の様子。
かつては線路が続いていたであろう先は、緑に覆われていました。
折り返す時間が短かったので、その先を歩いて見る時間は取れませんでしたが。。。
車両は新しいのですが、当然のことながら駅は古びており、線路施設も通常速度でも揺れを感じるくらいでありました。約2ヵ月後には廃止と言う事での寂しさのようなものを感じてしまいました。