【 命を与える愛 】 | 高山右近研究室のブログ

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監修 右近研究家・久保田典彦
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    今日(1/3)の、郡家新町の朝明けです!

 

 

 

 

 

    東に太陽 西に二十一日月(陰暦11月21日)

 

 

 

 

 

● 日頃、何かとお世話になっています 水野健牧師 から、

 「伏見城下町だより」(12月号)を、送ってきていただきました。感謝主!

 

 その中の、「命を与える愛」の文章を、了解を得て、転載させていただこうと思います。

 

 

        [ 命を与える愛 ]

 

 流山教会の牧師をしていた時の、ひとりの女性のお父様のお話です。

 

 お父さんが、ギリシャ語で「主の祈り」を覚えておられるのですが、“一度会ってほしい”とのことで、訪問が始まりました。

 その方は、大学で英語の先生をされていましたが、今は隠居していました。足が不自由になり・耳も遠くなり、あまり外出をされていませんでした。

 何度か訪問しているうちに、ご自分のことを話されました。

 

 若い頃、宣教師の通訳のお手伝いをされていました。

 その宣教師の名は、ストーン宣教師

 その名を聞いてびっくりしました。

 

 1954年9月26日、青函連絡船の洞爺丸が台風のために転覆し、旅客千数百人が死にました。

 

 三浦綾子さんは 小説「氷点」の中で、その時のエピソードを書いています。

 その船上で、宣教師が、救命具のひもがきれた女性のために、自分の救命具を差し出したのです。

 その女性は助かり、宣教師は亡くなりました。

 その人がストーン宣教師でした。

 

 話をお聞きした頃、ストーン宣教師のたどった日本での様子が本になりました。

 それは、ストーン宣教師の遺族が、自分たちのお父さんがどのように歩んだかを知りたい、という願いから出版されたのです。

 

 その本の中で、

 ストーン宣教師は、信州で農業を教えながら聖書学校の働きをしていたことがわかりました。

 その学校のスケジュール表の朝の講義に、通訳をされていたその方の名前を見つけました。

 彼は病院でその本を見て、その後、天に召されました。

 

 三浦綾子さんは、ストーン宣教師の働きを、このように伝えています。

「何が彼らをそうさせたのか。

 彼らは、2千年前、何の値もない罪人である人類のために十字架にかかられたキリストを信じていた。

 キリストの愛は、まさしく無償の愛であった。

 キリストならどうするか、とそのキリストに従ったまでであった。無償の愛とは、こんな愛だと思う。

 このような無償の愛を、私達は容易に持てるものではない。

 しかし、この愛は、人間の目指すべき究極の愛であることを、覚えておきたいと思う。」

 

『キリストならどうするか、とそのキリストに従ったまでであった』

 

 私は、いろんな言い訳をします。様々な理屈を言います。

 そんな私に、この一行が重く心に響きます。

 

 

 

 

 

 

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