何とも かれんな、今朝 ( 7/30 ) の、 “ 若紫 ” たち。
いくつ 咲いているのかな?
若紫1 若紫2 若紫3 若紫4 若紫5 若紫6 若紫7 若紫8
( 別の所に ) 若紫9 若紫10 若紫11 若紫12
12輪も 咲いてくれたのでした!
“ 浮舟 ” は、昨夜の雨のため、せっかく咲いた花に勢いがなく、
あまりに あわれで、早めに摘んで、鉢に活けました。
ま近に見ると、更に 美しい!
※ 「 ロレンソ了斎と 諸田賢順 」 ( 髙田重孝 ・ 著 )
を 引き続き、見ていきましょう。
● ロレンソは、 「 理解力があって、はなはだ 賢く、言葉が流ちょうで、デウスのことや 日本の宗派について、精通していた。」
( ガーゴ神父の書簡 )
「 ロレンソは、デウスの教えを 甚だよく 暗記し、トーレス司祭にとって、非常な助けとなっている。
すなわち、司祭が 大いに議論する時には、直ちに ロレンソを用いるのであり、彼は、デウスのことどもを語る上で、深い思慮と 言葉を有するが故に、司祭が 日本人と論議することを 可能ならしめているのである。」 ( アルカソーヴァ修道士の書簡 )
● 度島 ( たくしま ) にいた ロレンソが呼ばれて、平戸で、浄土宗の仏僧と宗論した時のことについて、紹介しましょう。
「 平戸には、浄土宗という 阿弥陀の宗派の一人の仏僧がいたが、
彼は つい先頃、そこに来たのであった。
彼は 説教の際、聴衆に向かい、デウスの教えや キリシタンのことについて、幾多の悪口を語るのが 常であった。
籠手田アントニオ安経は、当時まだ若く、大いなる熱意をもって、宣教事業に率先して、家臣のうちで 受洗しない者が一人でもいることに
我慢ならないほどであったが、
彼は、度島において、数日前に やっと洗礼を受けたばかりの新改宗者に教えを授けていた ガスパル ・ ヴィレラ神父の許へ、伝言を届けさせた。
その中で、彼は司祭に、
例の仏僧が、公然と講壇において、デウスの教えを中傷し、何びとも
あんな悪い宗派に入ってはならぬ、と言っている。
ついては、誰かを遣わして、その仏僧に答弁するよう、取り計らっていただきたい、と報じた。
ところで当時、ロレンソ修道士が 度島にいたので、司祭は、かの仏僧を訪ねさせるため、ロレンソを平戸に派遣した。
籠手田アントニオと、弟の一部ジョアン勘解由、ならびに 他の身分の高いキリシタン達が、ロレンソ修道士を、
折から 仏僧が説教している場所に連れて行った。
説教が終わった時、
ロレンソ修道士は、自分が説教で聞いたことについて、何がしかの
疑問を持ち出した。
仏僧は、それに対して、全然 答える術 ( すべ ) を知らず、
キリシタンの教えについて 何もそしった覚えはない、と否認した。
さて、日本の僧侶の習慣では、誰かが 宗論で打ち負かされると、
勝者は敗者から、衣と称される 非常に尊ばれている上着を剥ぎ取ることになっている。それは、敗者にとっては、大いなる屈辱であり、
不名誉な事であった。
ロレンソ修道士は、僧侶に向かい、
『 日本の習慣によれば、貴僧の衣を剥ぐところだが、
皆が、貴僧が打ち負かされたと認めたことを知ってくれれば、
満足いたそう。
なぜならば、デウスの教えを広める人々は、
何びとも、辱しめようとはしない のだから。』 と。」
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