中浦ジュリアン メスキータ神父 伊東マンショ
原マルチノ 千々石ミゲル
天正少年使節の 千々石ミゲルは 棄教しなかった?
墓から ロザリオと見られる ガラス玉などが出土
天正遣欧使節の一人
ミゲル棄教説 覆 ( くつがえ ) る?
http://www.christiantoday.co.jp/articles/24450/20170915/chidiwa-migeru-kenno-shonen-shisetsu.htm
● 千々石 ( ちぢわ ) ミゲルの墓とされる石碑 ( 長崎県諫早市 ) の発掘調査がされ、
石碑の土台の下の、棺が納められていた空洞から
① 穴が開いた 直径 2 ~ 5mm のガラス玉 計59個
② 半円形のガラス板 ( 長さ3cm、幅1.5cm )
━━ などが 見つかったのでした。
この 青や白、紺などの 5色のガラス玉が、
“ ロザリオの玉 ” ではないか。
棄教したと言われている 千々石ミゲルの信仰の証拠品ではないか
━━ と 思われているのですが、さあ、どうなのでしょうか。
● 気になることは、
① “ 本当に ロザリオなのか ” ということです。
後藤晃一さん ( 大分県立歴史博物館 研究員 ) が指摘されている
のは、
「 直径2ミリでは、祈りの回数を数えるための ロザリオとしては、小さすぎる 」 ━━ ということです。
ただ、「 髙山右近研究会 」 のメンバーの方に お聞きしましたら、
“ 手のひらに納まってしまうほどの、1珠が 2~3mmの、小型の
ロザリオはあります。” ━ と 教えてくださいました。
玉の数が 59個であることも、ロザリオである可能性が高いと思われます。
② 棄教後は、かなりはっきりと 反キリスト教的行動をとっていますし、
晩年になって 悔い改めて立ち返ったと言う言動があったわけではありませんので、さあ どうなのでしょうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/千々石ミゲル
[ 隠れキリシタン ・ 潜伏キリシタン ] と言われる人たちは、
面従腹背 ・ 外面上は、苛酷な江戸幕府の キリシタン弾圧の政策に従ってはいますが、
心の中で信じているというだけではなく、何らかの 可能な限りの行動をしていっています。
そのようなことさえ 発覚すれば、本人だけではなく、類族にまで 被害が及んでしまうほどであっても です。
● 一度、キリストの愛を経験し、聖霊によるバプテスマを受け、聖霊が内住しておってくださるキリシタン達が、そう簡単に、100%、信仰を
捨て去ってしまう ━━ ということは、ありえないことです。
と同時に、
一度 はっきりと、言葉と行ないにおいて、キリストを否定し ・ 背教してしまった者が、悔い改めて 立ち返るということは、ほとんど、むずかしいことだと思われます。 ( 皆無ではない にしても )
● 「 私たちを、キリストの愛から引き離すのは だれですか。
患難ですか。苦しみですか。迫害ですか。飢えですか。裸ですか。
危険ですか。剣ですか。
死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来る
ものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかの どんな被造物も、
私たちの主キリスト ・ イエスにある神の愛から、私たちを引き離す
ことは出来ません。」 ( ローマ人への手紙 8章35 ・ 38節 )
「 人の前で、わたし ( 主イエス ・ キリスト ) を知らないと言うような者なら、わたしも、わたしの父 ( 父なる神 ) の前で、そんな者は知らないと言います。」 ( マタイの福音書 10章33節 )
聖書では、
「 人は、心に信じて ( 主なる神によって ) 義と認められ、口で告白
して 救われるのです。」 ( ローマ人への手紙 10章10節 )
と ありますから、
“ 千々石ミゲルも、最後は、信じていたと思うよ ”
━━ というだけでは、厳粛な 主なる神の前では 通用しません。
千々石ミゲルが、立ち返って ・ 悔い改めて ・ 信仰をもって 召されて
いったのかどうか
━━ “ ただ 神のみぞ知る ” ということになるでしょうか。
※ こちらも < おすすめ > 【 GO ! 天正遣欧少年使節 】
※ 今日 ( 9/23 )、毎週金曜日 夜7~9時まで 一緒に学習している
[ 富田識字教室 ] の みんなで、
阿武山にある 「 京都大学 阿武山観測所 」 に出かけて行きました。
ボランティアの方々に教えていただいて、 [ ペットボトル地震計 ] を
作りましたよ!
※ [ Archives ] ( アーカイヴズ ・ 記録保管所 )
https://ameblo.jp/ukon-takayama/entry-12102298415.html
https://ameblo.jp/ukon-takayama/entry-11301826740.html