競争しなくてもよい息子は息子のままでよい。と思えてきた息子の育児の軌跡⑦好きを極める | なんてない日々

競争しなくてもよい息子は息子のままでよい。と思えてきた息子の育児の軌跡⑦好きを極める

競争しなくてもよい息子は息子のままでよい。と思えてきた息子の育児の軌跡⑥ 特殊能力か!?

 

↑こちらの記事の続きです。

 

 

☆うちの子の紹介とこれまでの話☆

高IQアンダーアチーバー小4理系男子

癇癪もち。こだわりあり。

学校のテストは全然できないのに、

記憶力がすごいと数人の先生に褒められ違和感を覚える・・・。

子育てに疲れていた私に小2の担任の先生から

あたたかい言葉をかけられて接し方や息子への考え方を改めてみたら

衝突が減った分、いいところに気づく機会が増えて・・・。

息子の「学習スピード」の違いが

授業中の立ち歩きや授業への嫌悪感に繋がっているのではないか・・・

という気づきがあった。

 

 

 

 

 

息子が宿題をするようになってからの変化は

 

既述の通り、時間と心に余裕ができた

 

ということが一番大きかったと思います。

 

 

そして、息子がたくさん本を読んでいること、

また、読むスピードがとてつもなく速いことに気づいた

ということは本当によい気づきになりました。

 

 

そしてもう一つの気づき・・・

 

 

それはいつの間にか、

 

科学&化学の知識、

宇宙科学の知識、

経済・時事問題の知識が

すごく豊富で、

しかも中学生レベルの知識

(分野によってはそれ以上の知識)

がすでに

身についていることに気づきました。

 

そして、

これらはyoutubeで得た知識と、

本から得た知識の両方らしく、

youtubeで得た知識の信憑性を

本を読んですり合わせる

という方法で

本人なりに好きなことの知識を

どんどん勝手にみにつけている

 

ということを知りました。

 

 

 

ポケモンのゲームも、

同級生がいうにはとても強いらしいです。

今のところすでに敵無しらしく、

でも、お友達の間では

息子がポケモン歴は一番浅いです。

 

本人にコツをきくと

 

「科学的に考えて”タイプ”の組み合わせを色々試してるから

攻略本とかにもあまり載ってないような組み合わせで

相性のいい技とかさ、色々研究してるんだもん」

 

 

と。

 

科学を理解していると組み合わせを考えやすいそう。

(私はポケモンをしたことがないので、

その話はよくわかりませんが、

例えば、水タイプと電気タイプ??だったかな?

を組み合わせると、

技の命中率が高くなって強いんだそう。)

 

 

 

また、息子は

点と点を線で結ぶのがすごく得意だということにも気づきました。

それは息子が幼少期から

色々な場面でそう感じることは多かったのですが

(他人からもそういう面はよく褒められます)

 

息子の長所を決定づけたのは、

経済への理解でした。

 

お金のヒミツという簡単な経済の本と、

ニュースの言葉という時事問題の本を読んだ息子が、

 

 

 

 

 

 

 

 

インフレとデフレ、

中央銀行の説明、

金利の説明、

ハイパーインフレとスタグフレーション

など、

大筋のことを理解し、

金利を上げる金融政策の効果や、

国債を発行する金融政策の効果について、

理解して話していたので、

そういうところまで丁寧に説明された本なのか

と思って、中に目を通してみたら、

 

各専門用語が

それぞれ箇条書きで簡単に説明されていただけだったことから、

その箇条書きだけで

マクロな経済のしくみについてを

ほぼ大方理解してしまったことに

非常に驚いた次第です。

 

 

金利政策についても、

別にこういうときに金利を上げてこういう効果を狙います

 

的な丁寧な説明はどこにもありませんでしたが、

過剰書きに

「インフレとはこういう状況」

とか

「デフレとはこういう状況」

とか

「金利とはこういうもの」

 

ということがピンポイントで説明があるだけでした。

 

それを全体を繋げて、

「なるほど、ということはこういうときに金利を上げる政策をすると、

こういう効果が期待できるって事か」

 

という発想になることが

私には信じられないと思いました。

 

一応、簡単な説明はあるものの、

息子が今の日本経済とアメリカ経済にあてて、

今後の見通しを予想しているのを聞いて、

細かいことまでよく理解していることにとても驚いたのです。

 

 

 

本人曰く

それを理解させるための本なんだから、

そんなもんなんじゃないの?

 

 

と。至って普通だと思っている様子。

 

まあ、こういう点からも解るとおり、

 

たぶん、理解スピードも速いんですよね~・・・

まあ、「理解」するだけだけどね・・・。

 

 

すぐにわかっちゃうから興味がなくなる。

 

 

だから、授業がイヤでしかたない。

 

 

授業中の反復のプリント演習

などを一切解かない。

 

 

真面目にやっている人の方が、

問題を解きなれているので正解率が高い

(息子はうっかりミスや、問題の読み違い、

問題を最後まで読んでいない等の不正解が非常に多い)

 

 

学校のお勉強が不得意な

アンダーアチーバーのできあがり!

 

 

 

という感じ。

 

 

 

 

好きなことしかやらない

 

それはとてもワガママなのかもしれないし、

癇癪もちの息子だから、

将来に不安が無いかというとそうではありません。

 

 

 

でも、この1年、

 

どんどん自分の興味あることを

とにかくかじり倒して、

(時にそれは中途半端にかじった程度になってしまうこともありますが)

 

好きを極めていく息子を見て、

 

 

 

ああ、この子は

現在の義務教育の方向性とは全く違って、

その理想像にはまったくハマらない子なんだな。

 

と。

 

 

だから、テストで良い点なんて

全く期待ができない。

 

 

そのことでとても悩んだりしたけれど、

息子が好きなことを知って

目をキラキラさせながら、

 

同じ本を何度も何度も繰り返し読んでいる姿を見て、

 

吹っ切れたといいますか・・・。

 

 

 

ああ、息子は

 

たしかに学校のお勉強はちっともできないかもしれない。

 

 

だから、将来、

行きたい高校、行きたい大学には行けないかもしれない。

 

 

だって、今の日本教育では、

 

まんべんなく成績優秀な優等生しか、

 

いい大学には入れない仕組みだから。

 

 

 

でも、

 

必死に中学受験をさせたり、

 

詰め込み教育をさせるのはよそうと。

 

 

 

この子にはまず、それを頑張る精神力はないし、

 

好きなことだけをしていたいわけで、

 

好きなことしか学ばないだろう。

 

 

でも、

 

もしかしたら、もうそれでいいのかもしれない。

 

 

 

きっと、これだけ何かに夢中になれるバイタリティがあるなら、

 

社会人になっても、

 

就職した先で、

 

何かしらお役に立てるかもしれない。

 

 

 

理想通りとはいかなくても、

 

どんな形であれ、

 

勝手に好きを極めていくだろうし、

 

それが大学ではなくても、

 

本人がそれが好きで、

 

好きに囲まれて幸せと感じる人生であるなら、

 

母はそれをただ応援するだけだな、と。

 

 

 

決して優等生ではないけれど、

 

息子には「好き」がたくさんある。

 

 

それだけでとても幸せなことだなと気づきました。

 

 

 

だから、

 

無理矢理頑張らせることをやめました。

 

 

ただ、息子本人には、

頑張らないことで起こる、

職業選択の自由のリアルな制限等、

やはり後から後悔することは出てくるかも知れない。

 

それを覚悟の上でも、

 

やっぱり努力できないのであれば、

それはあなたがあなた自身で

その人生の責任を負えればそれでいいと思う。

 

 

と息子には話しました。

 

 

工夫する力も、

自分で考える力も、

ちゃんと持っているとわかった今は、

 

息子はきっと、

 

どんな環境でも結局何かしら仕事をやっていけるんじゃないか

 

と思っています。

 

詰め込みのゴリゴリ教育に変えることで、

息子が今好きだと思っているものを

好きでなくなって

未来に絶望してしまうより、

 

ずっと好きなことを探求できる方が

本人にとって幸せなんじゃないか。

 

 

と最近よく思うのです。