競争しなくてもよい息子は息子のままでよい。と思えてきた息子の育児の軌跡⑥ 特殊能力か!? | なんてない日々

競争しなくてもよい息子は息子のままでよい。と思えてきた息子の育児の軌跡⑥ 特殊能力か!?

競争しなくてもよい息子は息子のままでよい。と思えてきた息子の育児の軌跡⑤ よい面に気づく

 

↑こちらの記事の続きです。

 

 

☆うちの子の紹介とこれまでの話☆

高IQアンダーアチーバー小4理系男子

癇癪もち。こだわりあり。

学校のテストは全然できないのに、

記憶力がすごいと数人の先生に褒められ違和感を覚える・・・。

子育てに疲れていた私に小2の担任の先生から

あたたかい言葉をかけられて接し方や息子への考え方を改めてみたら

衝突が減った分、いいところに気づく機会が増えて・・・。

 

 

 

私が宿題についてガミガミ言わなくなって、

3年生になり、大きな変化がありました。

 

それは

 

①帰宅後、自らすぐに宿題をするようになった。

②家で本を読むようになった。

 

 

以上の変化の中でも、①の宿題については、

本当にいつの間にか自分から進んで宿題を終わらせるようになりました。

そっちの方が得することが多いということに気づいたようです。

 

得するというよりは

損することが少ないことに気づけた。

 

という感じのようです。

 

なんだよそれって腹立つ気持ちもなくはなかったんですが、

理由はともあれ、自分からやってくれること&

癇癪がないってだけで

子育てってこんなにラクになるのか!

 

と驚いた出来事でした。

 

 

それでも時々はどうしてもやりたくない日があるようで、

数ヶ月に1度の周期で、

1週間~10日ほど、

めちゃめちゃ癇癪を起こして宿題を嫌がる時期がありました。

そういう時はズドーンとまた暗い気持ちになったりしていました。

 

それも、4年生の終わりに近づいた今はほぼなくなりました。

(新たな理由の癇癪周期はありますが笑い泣き

 

 

そして、

宿題をさっさとするようになったために、

生活の色んなことが変わりました。

 

 

宿題をさっさと終わらせて

ご近所のお友達と外で元気いっぱい遊ぶ機会が増えました。

 

 

そしてもう一つ。

 

本を読む機会が増えました。

 

 

というよりも・・・

本を読む機会が増えたのも事実ですが、

 

「本を読んでいる事実に私が気づいた」

という方が先です。

 

 

宿題バトルをあまりしなくなり、

心に余裕ができたので、

目が色んなところに行き届くようになったから気づけたのかもしれません。

 

 

どういうことか、

といいますと。

 

 

童話系の本とか、

偉人シリーズの本(児童書)とか、

図鑑系とか、

4コママンガ系とか、

それはもういっぱい持っていたんですが、

せっかく買ってあげても

なかなか読んでくれないなぁと思っていたんです。

 

 

それで・・・

 

あまりにも本を読んでくれず、

国語のテストがてんでダメなことを

教員をしている親族に相談したところ

 

「活字が苦手な子にはマンガでもいいんだよ。ニコニコ

なんでもいいの。

活字、苦手だなっていう意識をなくすことが大事。

 

マンガも、親としては真面目な教育的なマンガを

読んで欲しい気持ちが山々になっちゃうけど、

もっと簡単な・・・そうだなぁ

息子君にだったらポケモンの本とか

そういうのでいいんじゃない?」

 

 

そうアドバイスをもらって、

ためしにマンガを買ってあげました。

 

ひらめき「この間言ってた本、買ったよ~!」

と渡すと、

ニコニコ「やったぁ~!ありがとう!!!ウシシ

 

と言って部屋に入って行ったのに、

15分くらい経って部屋を覗くと、

少しは目を通したのか・・・

本はベッドの上にポイ・・・。

 

 

悲しい「はぁ・・・やっぱりダメだったか・・・。

息子君って全然、本を読まないよねぇ?

何か興味ある本なんてないの?

ポケモンじゃ面白くなかった?ダメだった?」

 

と思わず息子に言ってしまいました。

 

 

すると息子がキョトーーーン凝視

 

 

 

うーん「ママ、なんで僕が本を嫌いなことになってるの?」

 

不安「だって何を買っても全然読んでくれないじゃない」

 

真顔「え?どの本のこと??」

 

 

不安「この部屋にある本全部

(当時は薄い本や厚い本全部入れて50冊くらいでしょうか今はもっともっと増えています)」

 

うーん「全部読んだけど。」

 

不安「え?さっきあげたポケモンの本は?」

 

うーん「うん。それも全部読んだよ。しかも2回もね!ひらめき電球

面白かったニコ音譜

 

あんぐり「は?早くない?ついさっき開封したばっかりよ?」

 

ニコ「うん。そうだよ?でも全部読んだよ。」

 

 

 

 

この日の会話をきっかけに、

 

私は大事なことを見落としていたことに気づいたのです。

 

 

 

息子は、めちゃめちゃめちゃめちゃ

本を読むのが速い。

 

 

豪速なんです!

 

 

飽きて、途中までしか読まずに放置したと思っていた本ですが、

 

これまで買ってあげた本、

 

全て読破していたのです。

 

 

 

これまでも、

 

ニコニコ「面白かったよ!またこのシリーズ買ってラブラブ

 

と言われたりしていたのですが、

 

散らかし読みするくせによくリクエストするなぁ真顔

 

 

なんて思ってたんです。

 

まさか、そんなに豪速で読書ができるなんて思っていなかったもので・・・あせる

 

 

 

 

ためしに、

その日読んだ本の内容を

 

いくつか出題してみたら、

本当に読んだようで全部正解しました。

 

 

内容もほとんど記憶しているのです。

 

 

どれくらい細かく読んでいるかというと、

マンガとかにいたっては、

「ガサゴソ」とか「ガーーーン」とか、

「バシっ」とかの効果音や吹き出しの外にある小さい手書き文字等も

全部きれいによんでいることが

出題してみてわかりました。

 

 

 

不安「どうやったらそんなに速く読めるんよ?

おかしくない?

普通に読んでたらそんなに速く読み終わるわけないもん」

 

 

うーんんーー。2行いっぺんに読んでるからかな?

友達にも読むの速いって驚かれたことある。」

 

 

!?!?!?

 

2行いっぺんに読んでいるだと!?

 

 

 

 

なんと息子は、

 

2~3行を一度に読んでくスタイルで

一気に読み進めるそうなんです。

 

むしろ、みんなそんな感じで読んでいると思っていたとのこと。

 

 

え?どうやったらそんなことができるの??

 

 

 

私の本を渡して、

 

「このページ読んでみて。」

 

というと、

 

ほんとに数秒。

 

 

ニコ「読んだよ~」

 

 

と。

 

 

 

はやっ!!!ポーン

 

 

内容もほぼ合っている・・・

 

語尾の違いはあったりするものの、

 

例えば登場人物がこんなことを言って、

こういう展開になった

 

的な流れはしっかり把握できる様子。

 

 

 

特殊能力なんか!?

 

 

誰にも教わらずに

速読法を身につけてしまっているようです。

 

 

私もぼーっと眺めて全体の情報をだいたい把握する

 

という方法で勉強の時なんかはスピード重視で読むんですが、

 

小説はこの方法は無理です。

 

 

まったく感情移入できない。

 

 

でも、息子は、観察してみると

ちゃんと笑ったりウルウルしたりしているようです。

 

 

本当に不思議です。

 

 

 

その息子の本の読み方に気づいて、

 

ようやくわかったんです。

 

 

息子が授業が暇だと感じてしまう理由の一つ。

特に国語が苦手だし大嫌いなんです。

 

 

スピード感が違い過ぎるんだと思います。

 

 

音読が大嫌いな理由もなんとなく理解できました。

 

 

そして、息子からは

 

国語、大っ嫌い

 

と言われ続けていたので、

 

活字が苦手だと思い込んでいたのですが、

 

書くのが苦手なだけで、

 

活字を読むことはむしろ得意なのだと気づきました。

 

 

 

お恥ずかしい話、

 

この特技に気づいたのは昨年で・・・

 

たぶん4年生になってからだったと思います。

 

 

 

そこで腑に落ちました。

 

3年生の担任の先生から言われたことがあったんです。

 

 

「息子くんは、昼休みに外で遊ぶことが少なくて、

ほとんど図書室で本を読んでいます。」

 

と。

 

 

図書室から本を借りて帰ってくることが全くなかったので、

その言葉に驚きました。

 

体を動かして遊ぶのがイヤだから図書室に逃げ込んでいるのかもしれない

 

なんて思ってしまいました泣き笑い

 

 

 

息子はたくさん本を読んでいる。

 

息子がいうには、

あっという間に読み終わって、

気に入った本は3周くらいする

 

とのこと。

 

 

なるほど、児童書では活字の量が物足りないと感じているんだな、

 

と気づいた私は

 

大人も子どもも楽しめるような小説をピックアップして

息子に買い与えるようになりました。

 

 

すると、

圧倒的に本を読む量が増え・・・

 

 

なんと、

 

一番苦手で大嫌いだと言っていた国語ですが、

 

先日、4年生の最後の学力テストがありました。

 

同じ市内全校で行うテストです。

そこで

 

平均点61点に対し、

息子は91点でした。

 

間違った9点は全部漢字の書き(やっぱり泣き笑い

 

 

1年生では平均より少し下、

2年生では平均より圧倒的に下

3年生でも平均より圧倒的に下

 

 

からの・・・

今回

平均から大きく上の

91点。

 

 

100点取った子もたくさん居たでしょうけれど、

 

でも、あの息子が91点・・・ポーン

 

 

ガミガミ言わなくても、

ちゃんと前に進めてる。

 

 

息子は息子なりのペースで成長しているんだ!

 

私、これまで息子との関わり方を

ほんとに間違っていたんだな。

 

 

息子をよく観察して、

息子の意見にちゃんと真剣に耳を傾けて、

息子に私の意見を押しつけるんじゃ無くて、

親の都合を押しつけるんじゃ無くて、

 

息子が何に躓いているのか。

 

息子が楽しめる方法は何か。

 

息子らしさとは。

 

 

それをもっともっと真剣に考えるべきだったと

今回の学力テストで思い知らされました。

 

 

この91点は

これまでの私の子育てのミスを思い知らされるもの。

 

 

「ちゃんとさせよう」

その呪縛があるうちは、

きっとうまくいかなかった。

 

それを息子が教えてくれました。

 

 

 

漢字の書きをどうしても覚えられない息子。

息子にあったアプローチを真剣に考えれば

高校受験をするころには

漢字の苦手を克服できるかもしれない。

 

という希望が見えました。

 

(各教科のテストは、

漢字がかなり足を引っ張っているから)

 

 

続きます。