大好きな作家さんだから紙のコミックスで持っていればいいんだけど、やっぱりタブレットの大きな画面で見たかったし…個人的には小さなほこりを吸うとアレルギーっぽくなってしまうので、古い本を読むのはやっぱりしんどかった。
星野さんのコミックス全てが電子化されたわけではありません。どうしてこのチョイスかなと思えるものもあります。
でもこの本たちをちゃんと買っていくことで、今後も新しくコミックスが電子化するきっかけになればいいと思います。何が言いたいかと言うと、星野架名さんに興味のある人は、お試しと言うことで電子書籍買ってみてくださいね。
90年代位の花とゆめの作家さんの中でも、SF的に洗練された絵柄、硬質な世界観、独特の言葉のセンスなど、トップクラスに売れた作家さんではないけれどオンリーワンの存在だったと思います。
代表作の緑野原学園シリーズは、空気感が本当に綺麗で、この世界に住みたい、こんな仲間たちと高校生活を送りたい、ちょっと現実離れしてるけど。そういう思いを抱かせてくれるものでした。
緑野原シリーズの2人の主人公である弘樹と彼方。画像のコミックスの表紙になってるのは彼方の方ですが、この人の幻想的なまでも透明な美しさにはずっと惹かれています。それこそ高校生の頃から30年。そんなに絵柄的に古くなってないと思うんですよね。