少女漫画の困ったこと~ストロボ・エッジを途中まで読んで | つれづれマカロン

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46歳ひきこもりの
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 知り合いに勧められて、『ストロボ・エッジ』を5巻まで読みました。映画化もされることだし! いや、ひきこもりだから映画館には行けないけど!



 確かに面白いんです。人物の心理は丁寧に描かれているし、ストーリーも少女漫画にありがちな『嫌な女』『困った男』を使わない淡く上品な味わいで……。質のいい作品だと思いました。



 なら、どうしてこんな奥歯に物がはさまった書き方をしているかというと……ヒロインの仁菜子が恋するも、仁菜子を愛してくれる安堂も、背の高いお洒落なイケメンなんです。つまり、ぜんぜん私にとってはタイプじゃないんです。



 とくに『蓮』タイプ黒髪で、長身で、寡黙で、……というのは昔から少女漫画のヒーロータイプの典型なんですけど、これがぜんぜん好みじゃない。だから、ヒロインになかなか感情移入できない。仁菜子の蓮を好きだ好きだ!という気持ちがいま一つ理解できない……。



 いや分かってます。そのタイプが少女漫画のヒーローに多いということは。多くの女性のタイプがそういうタイプなんだろうということは。私の好きな、『オタクで』『おしゃべりで』(そして一番大事な)『背が低い』タイプはあまり多くの女性には好まれないんだろうなということも。



 いろんな少女漫画を読んで、「まーた、ヒーローは寡黙で長身の優等生かよ! 誰得!」とぶつくさ言う私。うん、皆得なんですね……。私だけ損なんですよね……。



 ちなみに、私の好きなタイプの漫画の登場人物といいますと、しいて言えば『げんしけん』の斑目、かなあ……この人はかなり好みなんですけど、惜しむらくは背が高い。友だちによれば「あれはのっぽガリタイプだから……」とのことですが、おしゃべりでオタク、これで背が低ければ言うことなしなのに~



 『ああっ女神さまっ』の蛍一さんもタイプと言えなくもないです。背は文句なしに低いし、メカオタクだし……。ただ、あんまりべらべら喋るタイプじゃない、ああ見えて背中で語る男性なので、そこは困ったところなのです。あと、眼鏡もかけてないし。



ラノベだと『バカテス』のムッツリーニと、『神様のメモ帳』の少佐がタイプです。



 現実の俳優さんで私のタイプなのはなんといっても八嶋智人さんです。眼鏡ー、身長ー、オタクっぽさ! それなのにとってもハンサム。ああ王子様だよう。福○雅治さんも木○拓哉さんも目じゃないぜ!



 おしゃべりのオタク、というのは現実に私と気が合いそうだから、という要素ですが、背が低い…というのは何で好みなのかは自分でもわからないです。それはもう幼い頃、『キャプテン翼』で一番好きな男性は比良戸中の佐野満、というマニアックさからして、背の低さへの執着は昔から徹底していました。自分でも何なんだ、と思います……。



 ところで最近思ったんですけど、セクハラで告発された某村の跡部村長。背が低くて眼鏡なのに(そしてたぶんオタクっぽいのに)ぜんぜん好みじゃなかった。不思議だ。やっぱりセクハラする人は人格が顔にでるんだろうか。あっ、テニスな王子様の方の跡部様はぜんぜんタイプじゃないです~(・∀・)かっこいいけどね!


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