【ゲーム】AQUA:共通ルート 感想 その2 | つれづれマカロン

つれづれマカロン

46歳ひきこもりの
人生楽しみたい日々なのです



 このゲームで主人公の颯太の担任の先生を演じている、まきいづみさんが大好きで! 詳細にいうとまきいづみさんの大人なのに子どもっぽい演技が大好きで!



 まきいづみさんは大人ロリータを演じさせたら世界一だと思ってるのです。ことに、このゲームでの『なずな先生』の演技は、まきいづみさんらしい無邪気さが良く出ていて、聴いているだけで癒されます。他に『ピリオド』の琴先生とか(これも『先生』役……)「わたし、大人だもん」って言いそうな役を演じさせたら無敵。逆に、声のイメージ通りの幼い少女役はそんなに好きにならないのが不思議なんですけど。『仏蘭西少女』のオルタンシア役とかあんまり……だったから。あ、『リトルバスターズ!』の小毬役は大好きです。



 ま、まあ、まきいづみさんのことばかり話しても何なので、普通に感想を書くと……この『AQUA』はキャラ絵もすごく綺麗ですが、背景が好きです。離島らしい田舎めいた風景の中に、蒼白い『アクア』の光の道路標識が浮かび上がる幻想的な光景、広がる海の水平線に浮かぶコンピュータターミナル『ルカ』の美しさ、遠くに教会の見えるひまわり畑の景色……。手間、かけてるな、と感じます。どんなシナリオがいいゲームでも背景がしょぼいと何だか貧乏臭いんですよねー。



 シナリオも丁寧に描かれていると思いました。ごく普通の学園物語としても、その中に散りばめられたSF設定にしても。事故で死んだはずなのに生きているメインヒロイン・千紗の謎、ただのボケ先生のようでいて、様々な謎を秘めたなずな先生、アルバンスク放射能汚染事故に巻き込まれて以来成長が止まっている奈々璃……。細かいSF設定が随所に出てくるので、謎が先を読ませる原動力になります。



 あと、これは私の持論なのですが、出てくる食べ物が美味しそうなゲームは良いゲーム。出だしに出てくる『アルミホイルで包んで程よく海苔が湿ったおにぎり』から、毎日颯太の母の智恵さんが作る料理、凛と千紗が凛のお父さんのためにこしらえる『お花を飾ったイチゴのケーキ』、喫茶店シトランテのマロングラッセ……食べ物はシナリオには関係のない小道具ですけど、こういう描写に手を抜かないのが良いシナリオだと思うのです。



 明日に続きます……。


まきいづみのひゃくにんいっちゅ!/まきいづみ
¥1,620
Amazon.co.jp