【エロゲ体験版】紫影のソナーニル体験版感想:Part2/6 | つれづれマカロン

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46歳ひきこもりの
人生楽しみたい日々なのです

 

 

 えっちなシーンの感想は(まだ)ありません。体験版ですけれど、第3章のネタばれになっていると思いますので、プレイする前の人は注意してね

 
地下世界では、ルチアーノとマオを迎えて、みんなでお茶会をしよう、とカトリーンが提案していた。同刻・地上。雨の中をエリシアは疲れきって休み、携帯食料で空腹を満たしていた。エリシアがいる場所は「クイーンズブリッジ団地」の廃墟……。
 
 この、地上のエリシア地下のリリィの行動の関わりは何なのでしょうね? 同じ時に同じ場所にいるんですよね。たぶん、リリィはエリシアの精神体みたいなもの……だと思うのですけど(だから、体験版をやっていないで本編を買えば分かることなのに。)エリシアの食べていた携帯食料、ぼそぼそしたビスケット状のもので、食べると一瞬で口のなかから唾液が無くなる、って、カ●リーメイトっぽい……。
 
地下世界のお茶会。ユリアナのキノコのお茶とニューヨーク・チーズケーキに皆、舌鼓をうつ。リリィはカトリーンにどこから来たのか、と問われてなんとなく「上」と答える。カトリーンはそれはありえないという。地上と地下の行き来はできないと……そして、カトリーンは自分で作った『地下の詩』を朗読する。
 
 キノコのお茶……いやぁぁ! どんなに甘くて美味しくても、鮮やかなキノコから作ったお茶は嫌です。ニューヨーク・チーズケーキはあまりに美味しそうで、思わずセブンイレブンに走って「濃厚フロマージュ」を買ってきてしまいました。ダイエットの敵なゲームさんめ。『地下の詩』とは、このゲームの中で何人かが朗読する謎の詩です。途中で、字幕と声の台詞が違っている部分があるのが、狂気を感じさせて、いい意味でゾクッとしました。
 
みんながカトリーンの詩をほめる。カトリーンは「オルゴールに合わせて歌っているだけ」と、宝物のオルゴールを鳴らしてくれる。皆いい音だという。だが、リリィにはその音は聞こえなかった。
 
 ここは……どう解釈したらいいのかな。皆も聞こえていないけれどカトリーンに調子を合わせてあげているのか、リリィにだけ聞こえない事情があるのか。しいて言えば…(一気に体験版ラストのネタばれですけど)地上のエリシアがカトリーンの壊れたオルゴールを見つけるシーンがあるので、エリシアと同調しているリリィにとってはオルゴールは壊れているのかもしれません。
 
お茶会が終わって、マオと散歩に出るリリィ。マオは妙に不機嫌で、リリィに「莫迦、莫迦」と罵りをぶつけたあとで、早くここから去れ、と言う。マオと入れ替わりに現れたルチアーノも、静かながら殺気立った様子で「ここを発て」と言う。走って逃げ出したリリィ。そんなリリィをみつけたカトリーンは「皆でずっとここで暮らしましょう?」と言い出す。
 
 マオとルチアーノは、リリィのことも、カトリーンとユリアナのことも、心配しているのだと思います。カトリーンが「皆でここで暮らそう」と言い出すのは……まあ、読めていた、というか。今まで、鉄に変わりつつあるお母さんとふたりきりで暮らしていて、いきなり今日のようなお茶会があったら、これくらいの(10~12歳くらい?)歳の子は舞い上がってしまいますよね。
 
引き止めるカトリーンを置いて、止まった地下鉄に寝に帰ったリリィ。今夜もAの視線を感じるが、嫌な感じはしない。思えば、Aの視線に不安を感じたことは無かった。自分が何も考えていないと思うリリィは、Aに「教えて。みんなはちゃんと考えているの?」と問う。「君は考えているよ。君自身が思うよりずっと。心配はいらない。」
 
 ふと、自分が『何も考えていない』と思ってしまう……それは大人への気づきの第一歩だと思います。そして、周りの人がみんな賢く見える。不安になる。リリィは、健全な成長をしています。Aもいい大人ですね。リリィの問いに、ごまかさずにきちんと応えてくれる。そのとおり、リリィは(プレイヤーの視点から分かることですけど)ちゃんとものを考えられる子です。
 

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