【エロゲ】処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー:第1話感想その4 | つれづれマカロン

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第1話「モナ・リザはご機嫌ななめ」感想その4、入学式の朝から、第1話ラストまでの感想です。体験版の範囲内ですが、ネタばれにご注意くださいね(*^-^)

新入生たちは式のときに登校するので、上級生だけで通学路を行く。周りに下級生が増えてくると、香織理がそっと列から離れた。生徒会長の初音や「騎士の君」薫子に黄色い声を上げる女生徒たちを見守っている。千早が香織理に近づくと、「わたしは学院で評判が良くないの。側にいたら邪魔でしょう?」と微笑む。

香織理さんは第1印象から、ものすごくきれいな人だなあ……と思って(声も素敵。青山ゆかりさん)追いかけてきたのですけど、なかなか一筋縄ではいかない女性のようです。女性っていっても、まだ少女の歳なのですが、なんだか大人の女性に見えます。史が以前に「香織理さんも薫子さんも学校では特別なひとだから……」というのは……後で明かされます。

学校で初めてトイレに行きたくなってしまって、せめてできるだけクラスから離れたトイレを探す千早。でも、トイレに入った瞬間、その場にいた下級生たちから悲鳴(歓声?)を上げられてしまう。ほうほうの体で用を済ますと、帰り道に迷う。そして、たまたま空き教室で香織理が下級生と抱き合っているのを見てしまう……。

たしか第一作目の瑞穂ちゃんも悩んだトイレ問題です。というか、1年間も学校に通うのなら避けては通れない問題だと思うのに、一回目は何でこんなに悩むのだろう。気持ちは分からなくもないですけど……。そして、香織理さんの秘密を覗き見てしまう千早。思えば大変デンジャラスです。作中で本人も言っていたけれど、覗いているところを誰かに見られて、問題になって、それで男だとバレたりしたら、社会的に抹殺されたも同然になってしまいます……。

香織理さんの件を史に聞いてみようと2年生の教室に行く千早。教室に入ると、ものすごい歓声を上げられ、取り囲まれる。「わたしたち、千早お姉さまのファンクラブをつくりました!」と言われてあぜんとする千早。なんとか逃げ出す。「会ったこともない人間のファンクラブ作るとか、もうわけわからない」。

どうも千早は、自分がすごく目立つ美人である自覚が薄いようです……('-'*) ときどきいらいらするほどに。美人は美人の義務を果たさないとダメですよ!(好かれるとか、ファンになられるとか、そう云う義務)それにファンクラブってほとんど、個人的に会ったことのない人間に対して作るものじゃないでしょうか。

入学式は無事済んで、入寮式が夕方から始まる。といっても、簡素な、生徒たちだけの式典。納得の行かない寮則があったらその場で審議にかけて改則する、と聞いておどろく千早。しかも、最初の規則、門限について、寮監の初音は開口一番、「門限は……設定していません」

イイナはけっこうな進学校に通っていました。(自慢にはなりません。だっていまはダメニートですもの)何が云いたいかというと、進学校ってあんがい課外授業とか小テストとかしないのです。勉強は自然にするものなので、あえて学校側から強制することはほとんどありませんでした。それに似て、聖應女学院の生徒はもともとすごくお嬢さまなので、門限がないからと言って夜遅く帰宅するような生徒はいないのでしょう。

寮則が終わると、『妹』決めが始まる。優雨は身体が弱いので妹らしいことができない、と腰が引けてしまっているが、初音は「自分の妹になってほしい。それとも、千早さんがいい?」と優しくたずねる。危機感を感じた史がわずかに顔色を変える。優雨は「はつねがいい」と決める。なぜかひどいショックを受ける千早だった。

そもそも千早さん、あなたプライベートがヤバすぎるのだから、事情を知っている史以外を妹にするわけに行かないじゃないですか……。それでもショックを受けたのは……あんなに優しくかぼちゃのミルクグラタンをつくってあげたのに!ということなのですか? そんな打算的な子じゃないけどね、千早は(^-^) やっぱり選ばれたいですよね。

史に「わたしの妹にならない?」とちょっかいを出す香織理。史は追い詰められて……「史は千早お姉さまのお側にいないと使用人としての度會家の名折れになってしまうのです!!」と大演説する。思わず拍手する一同。

いつも冷静でゴーイングマイウェイな史なので、このテンパっちゃった史はすごく可愛かったです。「お姉さまは何でもお出来になるので、側にいないと史は仕事を取られてしまうのです!!」とか。一枚絵のあるイベントで、メラメラしている史の横で真っ白になって呆然としている千早の絵も可愛かった

下級生のほうが少ないので、史は薫子の世話もすることに決まった。夜のお茶を3人で飲んでいるとき、薫子は「千早さんのようなお嬢さまっぽいひとになりたいなあ」と言う。「でも根っからの庶民だから……」千早は「そう云う思い込みが良くない。薫子さんもお淑やかになれるし、そんな薫子さんを見たい」と微笑む。薫子は千早に「お嬢さまになる方法を教えて下さい!」と頼み込んでしまう。

ぜひその方法をわたしにも!! と言いたくなるくらい、知りたいです、正しいお嬢さまになる方法。イイナもたいがいガサツなので。朝の紅茶をたしなもうとして、母の愛用のガラスのティーポットを2つも割ってしまったのは悲しい思い出です。(現在3代目が活躍中。)女の夢ですよね、お淑やかになれるというのは……。でも、ここで千早さんの内心はけっこうシビアでした。最初に薫子が「お嬢さまになりたい」といったときに「無理だ。先天的教育も、後天的努力も欠けている」と分析していました。ち、千早さんのおとこーーー(悪口らしい。)

薫子のお願いを、千早は受け入れた。もちろん、うまくごまかして断ることもできたし、男とばれないためにはそうしたほうが良かっただろう。でも、それでは今までの自分と変わらない。誰とも触れ合わず、体裁よくつきあったあげく、僕はどうなった──? 次の朝、千早は薫子に微笑みかける。「無理をせず、ゆっくり行きましょう」それは千早自身にも向けられた言葉。

はぁーー、というわけで、24時間フルマラソン完走、第1話の終了でした。千早が、この女装して女学院で過ごす1年を、単なる勘当されないための我慢の1年にしてしまわなかったことがプレイヤーとしてはなによりも嬉しいです。「無理をせず、ゆっくり」か……。いい言葉です。わたしもゆっくり行きます。ところで、この後薫子はお嬢さま修行を実際にするのかな?

以上、第1話「モナ・リザはご機嫌ななめ」の感想でした。終わった、わーい('-^*)/


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