ADHDの5~6% 私の中の自閉傾向的特徴 | 120歳笑って死にたい我が道人生おかんナースのブログ

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アスペルガーの2つのタイプ「天才と発達障害 映像思考のガウディと相貌失認のルイス・キャロル」

http://susumu-akashi.com/2014/01/gaudi_and_-carroll/

以下引用


視覚優位と聴覚優位

視覚優位
の人は、言葉を逐一脳内でイメージに変換しながら聞いていますから、長々しい授業についていくことができません。読む速度も遅くなります。学校の授業の大半は苦手ですが、副教科が得意です。(p37)

子どものころは、積み木やパズルを好み、やがてノンフィクションや三次元的な芸術、建設にも興味を示すようになります。(p50


色優位性と線優位性

視覚優位と聴覚優位は、色や線の見え方の違いという形で現れることもあります。関係しているのは、脳の第四次視覚野(V4)と呼ばれる領域です。

視覚優位の人の場合、この領域が優れていることがあり、微妙な色の違いを見分けることができるようになります。これを色優位性といいます。

色優位性を持つ人たちは、物体の明暗をよくとらえ、きわめて立体感のある絵が描けるようになります。デッサンの達人たちは色優位性を持っています。色優位性をもつ画家には、アンドリュー・ワイエスやモネがいます。(P44,135)

しかし、色優位性を持つ人たちは、逆に線を見分けるのが苦手になるので、文字が読めないディスレクシア(読み書き障害)を伴うことがあります。ダーウィンやガウディがそうでした。(P85)



同時処理と継時処理

視覚優位と聴覚優位に関わる別の特徴は、同時処理継時処理か、ということです。

たとえば、一度に多くの情報を取り入れ、同時処理という方法で思考するタイプの人は、全体から部分へ考えをめぐらす、全体優位性を持ち合わせているそうです。(p36,40)

この本には書かれていませんが、マインドマップのように全体を一望しやすいノートは、このような思考パターンに向いているとも言われます。

視覚優位の人は、コンピュータの3Dモデルのように、物事のスケールを自在に変化させ、全体を見渡す縮尺フリーとでも呼ぶべき能力を持っていることがあります。(p170)

全体を見渡すことに慣れているので、全体の中にある不都合(つじつまのあわなさ)を人より早く見つけられます。(p90,179)

ガウディはサグラダ・ファミリアを建設するとき、常に全体を意識し、施工に長くかかっても、全体像がわかるような方法(全体→細部)で、建物を作っています。(p179)

とはいえ、たとえばオーケストラの指揮者のように、聴覚優位でも全体優位を持つ人はいるそうですから、視覚優位の人が必ずしも全体思考なわけではありません。(p40)


4次元と2次元

視覚優位の人と聴覚優位の人の思考を決定的に隔てているのは、その次元の違いです。

視覚優位の人は、3次元の空間+物体の動き(時間軸の変化)を映像のように記憶しています。いわば映像思考とも呼ぶべきものです。時間軸がはっきりした4次元的な考え方なので、昔のことを順序良く思い出せます。

動きを把握できるため、アニメーターのような職業には映像思考の人が向いているといえます。

ただし、すべてが映像に変換されるため、読んだり聞いたりできる速度は遅くなります。(p37,97)

ガウディは、美しい3次元の建物を建てただけでなく、そこで生活する人々の動線を意識して、快適な居住空間を設計しました。(p138)