発達障害なら性欲が強いのではなく前頭葉の機能不全により衝動が抑制できない ということ | 120歳笑って死にたい我が道人生おかんナースのブログ

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クレージーな我が家のドタバタもふくめ我が道で日々生きています。
美食同源の料理研究とキッチン画家修行目指し
只今、ゴミ屋敷脱出作戦決行中でございま~す。

ADHDの現れかたにも様々で
注意欠陥が強い人
多動が強い人
両方が同じレベルの人

注意欠陥においては
反社会的行動というより
失敗の繰り返すことによって
自信喪失に陥りやすい

我が家の長男はアスペルガーに
このタイプのADHDを合併している

一方、
反社会的行動に繋がりやすいのが
衝動が強いタイプである

それが多動が強く
衝動的行動パターンの次男である

本能vs理性

状況にあわせて人として社会適応の
判断してくれるのが前頭葉である

モンゴロイドは前頭葉の成長が
ゆっくりであるから
その特性にあった
育児スタイルをとってきていた

そこに早期自立、個人主義の
西洋型育児がもてはやされ
タイムラグを挟んで
社会問題が現れてきた

定型発達でさえ
特性にあわない育児環境の影響が
生じるリスクがある

ADHDの場合その前頭葉の機能に
ばらつきが存在するのだから
更に慎重な療育が必要になってくる

次男の療育において
衝動のコントロールを最重要課題にして
筆舌尽くしがたい日々を過ごしてきた

将来、彼がどのような才能を発露しても
衝動のコントロールが出来なければ
反社会的行動によって
人生が狂っていくことが明確だったから

ギャンブル依存
ゲーム依存
薬物依存
アルコール依存
買い物依存
セックス依存

ドーパミンの不安定供給により
様々な依存症に陥るリスクが高い

依存症にならなかったとしても
傷害罪などのリスクもある

ADHDには緻密な犯罪は無理

緻密さと稚拙さをあわせ持つ
社会的に理解しがたい犯罪には
長男のような自閉スペクトラムに
起こりやすい

それも彼らの特性が影響する

基本的に自閉スペクトラムは
平和主義である
奇異な行動パターンはあっても
反社会的行動は少ない

彼らがそのような行動に至るのは
パニックによる自傷及び他傷行動である

息子たちが幼少のころ
30分というわずかな時間さえ
二人きりに出来なかった

それぞれの特性が真逆で
うまくいくときは驚くような
意気投合ぶりを示すが

変化を好み衝動の強い次男が
変化を好まない長男の導火線に着火

長男が切れたとき
それはパニックゆえ
事の善悪など皆無である

一方、次男は衝動は強くても
事の善悪は理解している
したがって、第三者が止めに入ると
振り上げた拳をしぶしぶでも
下ろすことが出来た

こういう状況になったとき
問題なのが長男である

我慢の限界の末のパニックゆえ
自分は全く悪くない

となる

もっと悪いことに
振り上げた拳ならましだが
手に物を持っていても
ためらいなく降り下ろすリスクが高い

そしてパニック時の記憶はほぼ無い

これぞキレる

頭の中が真っ白

である


当時を振り返っても
凄まじい日々であった

今はそれぞれ真逆の個性を認めて
助け合えるまでになりつつある

衝動のコントロール
善悪の判断

人として大切な人格を司る
前頭葉の機能である