現代医療の盲点 それは結果にしか着眼していないこと | 120歳笑って死にたい我が道人生おかんナースのブログ

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クレージーな我が家のドタバタもふくめ我が道で日々生きています。
美食同源の料理研究とキッチン画家修行目指し
只今、ゴミ屋敷脱出作戦決行中でございま~す。

対象が患部に限局している時点で
対症療法から脱却することは出来ない

10年余り皮膚科に勤務して
痛感させられたのは
患者さんは根本療法を望んで
口コミをたよりに
ドクターショッピングを繰り返すということ

外用ステロイド拒否の患者さんほど
巧みなアトピービジネスと
産科とは異なって
訴訟リスクの低い皮膚科ゆえ
ずさんな診断と処方で重症化していく

そんな重症患者さんが口コミに
藁をもすがる思いで受診に来られていた

もちろん皮膚科専門医と言えど
現代医療の対症療法の限界の中でのこと

重症期から早期に脱却し
軽症状態をいかに維持させるか
外用ステロイドの
使用量・使用頻度を抑えるかに苦心していた

皮膚科治療は患者さんの理解と根気が
その治療結果に大きく影響する

その為に一人辺りの診察時間はながく
激務のため医師が健康を害する結末となった

その10年の皮膚観察の末に
皮膚と筋・骨格系の
構造力学的な相関性に気がついた

重症化する人ほど
年齢を問わず姿勢が極めて悪い

そこから

人間が本来あるべき関節軸であれば
皮膚は肌理が細かく整い滑らかに潤う

という仮説をたて検証を続けてきた

その結果年齢を問わず
皮膚は人体造形修復によって
肌理が整い滑らかに潤う

肘や肩の損傷や
胸郭出口症候群による血行障害など
投手の投球障害も
女性が薄着になると気になる
二の腕のたるみも

その根底にあるメカニズムは同じである

極めて根本的でシンプルな
人体の構造メカニズムの理解なくして
健康を維持・増進・再生させることは出来ない

構造体であり動物であるなら
力学を抜きに問題解決ははかれない

さらに皮膚は毛細血管によって栄養されている

つまり毛細血管力の低下ポイントに
シミや乾燥が出現する

人体の構造の歪みは
シワやたるみや肌理に顕著に現れる

構造の歪みの起点は
手首の腱・靭帯の癒着である

手首と足首の構造力学的な影響は
肘関節と連携して手首の方が
その影響は甚大である

極論を言えば
足首の捻挫後の癒着による
足の構造変化でさえ

もし手首に問題があるならば
そこから施術する方が
全身の関節が本来あるべき関節軸に
速やかに修復されていく

手首の問題は日常的でありながら
健康・維持・増進・再生に極めて重要である